ハーレクイン グラスゴーでふたたび

著者名：カレン・ラニー【著者名】/杉本ユミ【翻訳者名】

ハーレクイン（2016/01発売）

• ISBN：9784596916563

内容説明

“あなたの花嫁になりたい”と初めて思ったのは、5歳の頃。19世紀のスコットランドを舞台に、切ない愛が再燃する。

19歳になったばかりのグリニスは舞踏会を抜け、控えの間でレノックスが来るのを待ち侘びていた。彼は兄の親友で幼い頃から憧れ続けた人。今夜大人びたドレスをまとってきたのも今日こそ想いを打ち明けるためだ。だがついに現れたレノックスの傍らには、正真正銘の大人のレディが仲睦まじく寄り添っていた。二人が将来を約束する仲と知り、打ちのめされたグリニスは逃げるようにイングランドへ。そして7年後――成熟したグリニスはついに故郷グラスゴーに戻ってきた。今や世界規模の造船会社経営者となったレノックスがいる地に。

■USAトゥデイやNYタイムズのベストセラーリストに名を連ねる新鋭作家がMIRA文庫に初登場。19世紀半ばのスコットランドを舞台に“成就しなかった初恋の相手との再会”を切なく描き上げます。ヒロインはかつてお転婆だったグリニス。兄の親友レノックスとの結婚を夢見ていましたが、彼の婚約の噂に打ちのめされ、故郷を離れることに。そこから運命の歯車が狂っていきます。７年ぶりに故郷の地を踏んだ彼女は、別人のような仮面をまとい…。少女時代が生き生きとした性格だっただけにその変化は胸にくるものがあります。発展著しいグラスゴーの社交界をみずみずしい筆致で描いている点にもご注目。ヒストリカルファン必読の一冊です！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

ずっと好きだった男性が他の女性といるのを見て思い余って愛のない結婚をし、人生に喜びを見出せなくなった女性が主人公です。彼女の気持ちを映してか、なんだかストーリーも重い。良いヤツなんだが超鈍感な男子がアルアルで笑える。「ええっ！僕のこと好きだったの！？気づかなかった！」はリアルだった…。こういう男にはとにかく当たって砕けないとダメなんだよなあ…と苦笑い。この当時のスコットランドという舞台設定の話は初めて。興味深かった。敵役で登場する北軍派の男子が実は自分、気になります。

2017/06/15

[きき]

ヒロインの早合点に引くわ。気持ちも伝えてない、ヒーローの気持ちも聞いてないのに失恋した気になって家出て結婚しちゃうって。しかも選んだ相手があんなヤツ。全てヒロインの自業自得。なんかイライラした

2016/01/15

[chiyuki]

★★★☆☆

2016/02/13

[Yada Fumie]

最初のくいちがいから長い七年だったね。最後の妻が犯人は、現場検証されればもっと早くわかったような気がするけど。なんだかなぁって感じ。この

2017/07/14

[すっちゃん]

⭐️⭐️

2017/01/02