内容説明
先達が何をどうしちゃったから、いまの社会はこうなっているのか?
時代を切り開く糸口は、日本を知ることから始まる。
灘高校をはじめ、難関校合格者が続出したカリスマ塾講師による歴史“で”学ぶ日本史。
■著者:浮世博史( うきよ・ひろし)
私立四天王寺高校・中学校社会科教諭 塾講師として19年間中学受験、高校受験の指導にあたり、四天王寺中学、高校で13年間歴史の教師として教鞭を執っている。灘中学合格者数日本一の進学塾、浜学園の社会科主管、教育研究室主管を歴任。その後、進学塾、希学園の社会科主管を歴任。小学生から高校生まであらゆる世代の受験指導をしてきた経験から「歴史”を”学ぶ」ではなく「歴史”で”学ぶ」をテーマに、受験対策に留まらない生きる力を養うための歴史授業を展開している。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はちてん
19
何故こんなタイトルにするかね?!著者の解釈など真面目に面白く読める。まともな著作。2013/01/16
hippos
15
タイトルほどには軽くはない。「応仁の乱」と同じく人物が多すぎて歴史の大きな流れを捉えきれない。語り口は面白いのだけれどもっと「流れ」の面白さに重きを置いて欲しかったかな。2019/02/28
かやは
9
超軽っ!のとおり文章はわかりやすいけど、知らない人名が多々出てきて意外と網羅されているんだなと感じた。個人的に室町から戦国までの流れが知りたかったけど、信長Blogで軽く流されてしまっていて残念。面白かったけど。フリガナが無くて読めないのも多かった。自分がいかに日本史に疎いか再確認。当たり前だけど時代は連続していて、過去は現在に作用している。どのような流れで現代まできたのか、それを知ることは自分自身の立ち位置を知ることで、それを楽しめれば、歴史は受験勉強するだけのものでは無くなる。2013/11/21
ちばっち
6
口調は軽いが中身はそんなに軽くなかったです。(たまにザックリしすぎな所もありましたが…)意外と盲点を突かれて面白かったです。物事を反対から見るって大事。信長のブログは要らなかったかなぁ。2016/06/12
Miguel
5
希学園のアルバイトでお世話になった人が書いた通史。一気に歴史の流れを読むと、『政治家は”何を”するかで対立するのではなく、”誰が”するかで対立し続ける生き物』『滅亡は弱点によって訪れるのではなく、長所だと思っていることが崩れたときに滅びるもの』ということがよく分かる。普通の教科書や授業ではなかなか気付かせてもらえない視点やいろいろな人間関係が分かりやすく書かれているので、とても面白い。2012/11/25