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内容説明
「900社をコンサルした第一人者が、女性活躍の施策を全公開」
今、企業の女性活躍が必要が叫ばれているのは、国家の成長戦略の一つとして
「女性の活躍」が大きく打ち出されたからという理由だけではありません。
今、日本が「若者が減り、高齢者の生活を支えるという大きな負担が若者にのしかかる、
人口オーナス期」に突入しているからです。
これまでと同じ働き方を続けていたら、日本の国際競争力はどんどん下がるばかりです。
今こそ舵を切るときです。これは非常に合理的な選択です。
私がこれまで900社以上の企業のコンサルティングを手掛ける中で、分かってきたことがあります。
それは「残業を減らすと業績が上がる」という事実です。育児中の女性に限らず、
全社員が残業を減らすことにより、企業全体の業績が上がるのです。
現在では育児中の社員を含めた女性の活躍ばかり議論されがちですが、
実は、日本に到来するもう一つの課題は介護です。
誰もが家族の介護に直面する“大介護時代”はすぐそこまで来ています。
日本企業はもうじき、右を見ても左を見ても、時間的に制約を抱える社員ばかりになるのです。
そのためには、生産性の高い働き方をし、誰もが定時に退社できる職場をつくることが必須です。
そのためには何をすればいいか、わが社、ワーク・ライフバランス社が持つ
具体的なノウハウをこの一冊に詰め込みました。
大和証券グループ、カルビー、セントワークスの3社のケース、
そして、日本ラグビーフットボール協会の中竹竜二さんも必読です! ぜひ参考になさってください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
26
「女性ならでは」など、あまり男女差を表現するのは好ましく思わない人も多いだろうけど、フィジカルな話で脳の作りや考え方が異なるのは事実。これを上手に女性の得意分野として活かせられる業務、職場の雰囲気作りができると、結果として全体のモチベーションは上がる。タイパの意識が高まり、最終的にコスパにも繋がっていくだろう。生産性も合理性も高められる。一石二鳥どころか一石三鳥にもなるかもしれない。そのような実証実験結果は説得力があって非常識に納得。2023/07/27
sas
25
女性活躍の失敗要因は、①採用・育成、②復帰、③長時間労働、④成果主義。女性部下育成のステップは、①女性部下の強みや現状を把握するためのヒアリング→得意分野、過去の成功体験、現状に対する不満を聞き出す、②長期の視点で、ワーク面とライフ面から見た、女性部下のなりたい姿を知る→5年後、10年後のキャリアを一緒に考える、③女性社員に職場の不満を自分で改善していくチャンスを与える、④褒めるのではなく、事実を基に承認する→新しい管理職像(ティーチング型からコーチング型へ)を伝える2017/05/04
kiki
8
女性活躍のためには、男性社会の仕事の常識を変えること。3つのカエル、働き方を変える、早く変える、人生を変えるを意識する。上司自身が成長するためには、自分が何をしてきたか振り返り、不足することを補い、次に何ができるかを考えること。よくある間違えは、自分が何ができるかを考えることから始めるため、上司として不足している能力に気づかない場合が多い。ティーチングからコーチングにスタイルを変えるとともに、聞くことに徹した後に、それいいね、それで行こう!と相手を肯定して考えを認めてあげること。2017/03/05
美甘子
6
【図】中小企業での導入事例もあったのがよかった。あとはサービスセクターの企業や、個人で進めるスタイルの業務の場合にどう導入していくか。2017/05/07
マカロニ マカロン
5
個人の感想です:B+。アベノミクスの成長戦略の一つとして、「一億総活躍社会」が打ち出され、ダイバーシティな人材活用の具体化が焦点となっている。この本は「女性活躍」に絞っているが、具体策が書かれており、また大和証券やカルビーなどの実例が細かく書かれていて、参考になる。「カエル会議」(働き方を変える。早く帰る。人生を変える)、人口オーナス期(人口構造が国の経済に重荷になる時期)などのキーワードが新鮮だった。また残業ゼロが、少子化対策として有効という著者の実体験も私の経験と符合する部分もあり、納得できた。 2016/08/19