内容説明
爛熟したイタリア文化を体現した華やかさ、暴力的な加速感、奇妙な動物のような仕種、抜群のコーナーリング性能、おかしな所が故障するユーモラスな側面、音楽的なエンジン音、驚異的なまでに快楽にポジティブなコンセプト、そのすべてが愛しく感じられた――。生命体にいちばん近く、あまりにイタリア的な歴史を持ち、現在も進化を続けるアルファ・ロメオへの恋心を縦横に綴った名作エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
31
エンスーの象徴とも言えるアルファについてというかアルファ信者読本かも知れない。普通のましてや今の移動手段としてコスパから考えると宗教的な信者を持っているアルファ乗りの気持ちは決して理解されないと思われる。しかし、素人でもスパイダーの吸引力はわかる。ぼくはモントリオールが懐かしく感じるが、ぼくは西風氏の描く丸っこいジュリアが好きだ。宝くじが当たれば旧車に乗りたいと思う。山川氏のポルシェ本も読みたくなる。それと徳大寺有恒氏がアルファ乗りというのも知らなかったので面白かった。2017/09/30
カワセミ440
5
私のクルマもAlfaRomeoです。今年40歳、モデル名は内緒。快楽があるか?は微妙だけど、秋晴れの山道を自分のペースで走るとホント気持ちいい。古いクルマって自分の思い通りに動いてくれるし、音や振動がまた良いんだ。自己満足の世界だけど・・まあ理屈なんかどうでもいいんだけど、作家だからその辺をとても巧く書いてます。山川さんのクルマはSZ。怪物(Il Mostoro)ってあだ名だった。本としては翌年?出た『僕らがポルシェを愛する理由』のほうが面白かった。ライダーズ・ハイとか30年近く前は山川さん良く読んだな。2013/09/16
Yasuhisa Ogura
2
知人の女性が、実はアルファロメオ好きだったことがわかり、その魅力を探るべく読み返してみる。この本のおもしろいところは、著者がポルシェのオーナーであり、元々アルファ好きではないというところ。結局のところアルファの魅力は、イタリア文化そのものだということである。大量生産の時代だからこそ、かえってこの車の輝きは増していくだろうし、そうなって欲しいと心から思った。そして、イタリアに行きたいという衝動に駆られてしまった。2017/01/02
リッチー。
2
イタリア車アルファロメオについてのエッセイ。著者が好むもう一台ポルシェを引き合いにしつつアルファの魅力を紹介している。この手の本は感性で著者とのズレが大きいとツライけど楽しく読めた自分はアルフィスタの資格ありかもしれない。2013/10/20
washa46
0
アルファロメオ万歳。2025/05/27
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