岩波新書<br> 生命保険とのつき合い方

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岩波新書
生命保険とのつき合い方

  • 著者名:出口治明
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2016/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004315674

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内容説明

生命保険に入る前に,これだけは知っておこう―.あなたに必要な保険の種類,保険金の額,加入期間は? 結婚した時,子どもができた時,あるいは中高年になった時,何を優先させるべき? 加入前の注意点から,他の契約への乗り換えのタイミング,保険料決定の仕組みまで,分かりやすく丁寧に解説します.

目次

目  次
   はじめに

 第1章 生命保険はなぜ必要か

 1 生命保険の必要性

 2 生命保険の特徴

 3 社会の発展と生命保険

 第2章 まず、政府のセーフティネットを知ろう

 1 セーフティネットの意義

 2 セーフティネットの種類
  Ⅰ 所得保障
   遺族保障/就業不能保障/老後保障/失業保障/生活保護
  Ⅱ 医療保障
  Ⅲ 介護保障

 第3章 生命保険にはどのような商品があるのだろう

 1 誰のためか、何のためか

 2 生命保険商品の種類
  Ⅰ 死亡保険
   定期死亡保険/養老保険/終身死亡保険
  Ⅱ 就業不能保険
  Ⅲ 医療保険
   医療保険/がん保険/特定疾病保障保険
  Ⅳ こども保険
  Ⅴ 個人年金保険
  Ⅵ 介護保険
  Ⅶ 変額保険

 第4章 生命保険を買う前の注意点

 1 家計をチェックしよう

 2 契約の乗り換えをどう考えるか

 3 「ご契約のしおり」をチェックしよう

 4 税制メリットをどう考えるか

 5 受取人は誰か

 コラム① 生命保険の歴史

 第5章 生命保険をどう買うか

 1 一人で生活している場合

 2 カップルが二人で生活している場合

 3 カップルに子どもが生まれた場合

 4 一人で子どもを育てている場合(シングルペアレント)

 5 中高年の場合

 6 誰に相談したらよいか

 第6章 生命保険をどこで買うか

 コラム② 生命保険の国際比較

 第7章 生命保険料はこうして決められる

 1 生命保険料の決め方

 2 生命保険会社の資産運用

 3 生命保険会社の仕組み

 4 共済、少額短期保険との違い

 コラム③ 定期死亡保険と収入保障保険

 第8章 生命保険会社がつぶれたらどうなるか

 1 消費者保護の仕組み

 2 ソルベンシー・マージン比率とは何か
   おわりに──さらに生命保険を学ぶために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

310
流石に保険会社を経営されてるだけあって、専門家の本はすごく勉強になる。特に保険業界の話は生保のおばちゃんの勧誘では分からないので良かった。2015/11/17

壱萬弐仟縁

41
人生を楽しく豊かに生きるために、自分に合ったもの、必要なものを、考えて買うという視点(ⅱ頁)。リスクの語源はイタリア語のrisico船が迂回すべき岩(3頁)。いくらなら払えるか(13頁)。高額医療費制度:長期入院や高度な治療で、ひと月あたりの医療費自己負担額が高額なら、申請で自己負担限度額を超えて支払った医療費給付を受けとれる(48頁)。介護保険は1号が月5514円(~17年度53頁)。スマホ代より高いのはどうなのか? 格安スマホなら2千円台ですよ。2016/01/18

きいち

35
何より蒙を啓かれたのが、生命保険の説明の前にしっかりと置かれた公的なセーフティネットの説明。いやはや、ちゃんと考えれば絶対にこうでなければならないのに、全くつなげられていなかった。◇でも実際、自分がセールスだったとして、民間保険が公的セーフティネットをどう補完するのかわかりやすく説明するのって大変だろうなとも思う。購入側に理解欲を持たせるのが難しい。◇レバレッジ…少ない保険料で大きな保障と保険料の決められ方の説明もわかりやすい。こうやって、自分の身の回りのことをちゃんと理解して決めようと促す本、意義深い。2018/07/12

kotte

15
生命保険をかける前に公的なセーフティネットについて学び、その不足分を保険で補うべきであるという意見は保険屋さんにしては親切です(笑)。保険の基礎知識が身につきますので、保険加入を考えている新社会人にお勧めしたい本です。2017/06/10

ゆうきなかもと

15
父親が病気をして、保険の大切さをこの1ヶ月間、痛感していた矢先本書と出会った。この場合の保険は医療保険だが。  本書は生命保険とはそもそも何なのかを中心にお金との付き合いかたもわかる本だ。特に個人がお金を増やす方法や「おわりに」でオススメの本が紹介されているところが良かった。 「生命保険を考えるときの目安として、この手取りの三~五%という数字を頭に入れておいてください。」など、具体的で役立つ情報が満載だった(´▽`)ノ2015/11/02

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