千年投資の公理 ──売られ過ぎの優良企業を買う

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千年投資の公理 ──売られ過ぎの優良企業を買う

  • 著者名:パット・ドーシー【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • パンローリング(2015/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784775971147

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内容説明

浮かれすぎたバブル期とは反対に、恐慌期や経済危機の時期には人心が冷え切っているために優れた企業も売られ過ぎになり、あとから見たときに絶好の買い場になっている場合が多い。バフェット流の経済的な「堀」のある企業の見つけ方を初心者にも分かるように、平易なやり方で紹介する。


1000年たっても有効な永遠不滅のバフェット流投資術!

未曽有の金融危機に最適の投資法!
100年に一度の経済危機は100年に一度の買いの大チャンス!

売られ過ぎた超優良銘柄を探せ!
バフェット流の「堀」を持つ優良企業の発掘法

「堀」のある売られ過ぎの優良企業でポートフォリオを埋め尽くそう!

今日の変動の激しい市場で利益を上げるためには、ライバル企業の圧力や追い上げがあっても業績を伸ばし続けている企業に投資するのが必須の条件となる。しかし、現在の好調を何年も先まで維持できるような企業を見つけるには一体、何をすればよいのだろうか。

この答えは、その企業が競争における優位性を確立していること、つまり、ウォーレン・バフェットによって広まった経済的な「堀」を持っているかどうかということである。中世では城の周りの堀が敵の侵入を食い止めたように、経済的な堀はその企業に高い利益率を保証し、競合他社からの攻撃を食い止める役割を果たしている。もし堀のある企業を見つけてその企業の株を適正な価格で買うことができれば、堅実な企業ばかりから成るポートフォリオを作ることができ、株式市場で成功する可能性は飛躍的に高まるだろう。

独立系投資リサーチのトップ企業であるモーニングスターで、株式リサーチ部門のディレクターを務める著者のパット・ドーシーは、本書でウォーレン・バフェットが実践しているこの実績のある手法を分かりやすく紹介し、それを投資にどのように応用すれば、成功確率が高まるかを明らかにしている。

ドーシーは、経済的な堀が素晴らしい長期的な投資先を教えてくれる理由を懇切丁寧に説明したあと、堀をもたらす4つの要素である、1無形資産(特許やのれんなど)を持っている、2コスト的な優位性に優れている、3顧客に他社製品に乗り換えることを躊躇させる、4ネットワーク経済――について検証している。そして、堀についてしっかりと理解できたあとに、次は侵食されていく可能性のある堀の見分け方(優良企業でなくなる可能性を秘めた企業)や、堀の優位性を築くために重要な役割を果たす業界の構造、そして堀を築く(または壊す)ことができる経営陣の有能さ(または無能さ)についても詳しく述べている。

また本書では、株価の評価についてもすぐに役に立つ方法を伝授してくれている。というのも、幅の広い堀を持っている企業を見つけて投資しても、その買値が高すぎれば良い投資にはならないからである。このことについては有名企業を例に挙げて具体的に説明している。

バフェットが提唱した「堀」はけっして新しい概念ではないけれども、本書を読めば、今日の投資家でもこの素晴らしい投資法を自信を持って実践することができるようになる。堀こそが投資分析ツールの欠かせない重要な要素であることが理解できれば、この手法を使って、高いリターンを上げる銘柄だけであなたのポートフォリオを埋め尽くすことができるだろう!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

odaken

7
微妙。企業の価値は「経済的な堀(Economic Moat)」を見てはかるというもの。「経済的な堀」があれば企業の競争優位性が高いというもの。その「経済的な堀」には5つの要素がありそれを見極める必要がある。ところが、どうやってみつけるかというとROA ROICなどの数字で、堀が存在している吉兆をつかむといった解説でしかない。肝心な5つの要素をどうやって判断し価値を計上するかは書かれていない。この本を読むならフィッシャー本を読んだほうがいいともいます。2014/06/02

moto

6
バリュー系の投資家に人気の本。ウォーレン・バフェットなどが好む、堀のある企業について詳しく知ることができます。曖昧な表現をされることの多い、経済的な堀についてここまで詳しく説明されている本は珍しく、章ごとにまとめも書かれているので、非常に理解しやすかったです。2020/01/25

Zing

3
良書です! 優良企業の定義を明確に書いてあり、とても分かりやすく納得できる。2019/02/27

あかぼし

2
素晴らしい企業を適正価格で買うことが重要である。 優れた企業は、長期的な収益を獲得するための構造的な特徴を有しており、本書では経済的な堀と表現される。 堀とは、企業の競争上の優位性を保ち、競合他社からの侵食を継続的に食い止めるものである。 経済的な堀の代表例は、無形資産、乗り換えコスト、ネットワーク効果、コスト優位性であるが、重要なことは、顧客の行動に影響を与え、企業価値の向上に寄与するかである。 ただし、優れた企業でも株価が本質的価値を下回ってから買う必要があり、これには忍耐強く待つことが求められる。2023/01/24

rurubu

2
これはオススメ本です。経済的な掘(=他企業に対する絶対的な強み)が深い企業に投資せよ、という事ですね。昨今はハイテク絡みでトンデモ成長率の会社が多いですが、技術的な優位性は今後3年5年10年と続くのか注視しないといけません。代わりが効く企業は淘汰されていくのですから。2018/05/27

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