内容説明
こんなに違う!? 日本とフランスの出産と育児。日本人漫画家じゃんぽ~る西と結婚したAFP勤務のフランス人女性記者が、東京で出産と子育て。キッチンに汚れた皿があっても、夫や子どもとキスする時間を惜しまないフランス人の幸せな子育て観とは―。笑えて考える比較文化エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
54
図書館の返却棚にて遭遇。フランス人の子育てや仕事や家族に対しての考え方が新鮮で面白かった。ただ、彼女自身がとても柔軟でフレキシブルな人だから、日本の暮らしにも育児にも対応できているのだろうなぁ~。でも、ママだけでなく、仕事をしたいと思う全ての女性に読んで欲しい、日本人に無い気づきを与えてくれる一冊です♪(^-^)/2018/02/11
みっくす
47
フランスはワーキングマザーの割合も出生率も高いという事実!フランスの育児事情を知ることで日本の事情を掘り下げて考察できる興味深い1冊。日本人は子供を持つことに対して慎重になりすぎというのは納得。私も2人目は迷いました。産まれてしまえばどうにでもなる。完璧にこなそうと思わないでやっていこう。私もどちらかと言えば手抜きでやっている方なんだけど子供と一緒の時間を楽しむことに関しては手を抜いちゃいけないなぁ。職場でも子供のことで迷惑をかけて申し訳ないなと思うこともあるけれどできる範囲でやっていこう。2016/02/14
たまきら
21
読み友さんから。フランス人女性が日本人男性と恋に落ち、東京で子育て。びっくりしたり、不安に思ったり。フランスとの違いを対比させつつも、「フランスが一番ではない」と、あくまで個人主義なお国の人らしい文章が楽しい。思うのはどこで暮らそうが、マイナス思考の人は決して不満が消えないという事実だと思う。著者の女性みたいに前向きに生きて人と自分を比べないのがどこでも楽しめる秘訣だと思う。そしてやっぱり夫婦は愛し合ってれば幸せです。…いま少し喧嘩中だけどね~。2016/04/13
へっけ
16
漫画家日本人男性と結婚し、日本で子育てをするフランス人女性のエッセイ。日本とフランスの結婚生活や子育て、制度について等の違いを分かりやすく、面白く知ることが出来ます。電車等の優先席で、妊婦さんにほとんど席を譲らない現状に、優しくないな…と悲しくなりましたが、自分はこれを気に意識しようと思いました。妊婦さんの定期検診で、フランスではパートナーと一緒に来るのが普通だが、我が国は女性ひとり。2、3時間、オフィスを抜け出すのが非常に困難な故だから、もう少し思いやりがあっても好いのではと思ったり。2018/03/30
ヨータン
16
意外でした。絶対にフランスの方が出産も子育てもやりやすいのだろうと思っていたのですが、東京の方がおむつ替えがあるトイレが至るところにあるとかいろんなサービスが充実しているんですね。ただ、フランスはサービスが悪い分、一般の人が電車で席を譲ってくれたり、荷物を持ってくれたりと妊婦や子連れママに優しい。どっちもどっちなのかな〜。2017/01/09