橙は、半透明に二度寝する(2)

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橙は、半透明に二度寝する(2)

  • 著者名:阿部洋一【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 講談社(2016/01発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784063955767

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内容説明

「さなぎ」から7年かけて脱皮した女の子。人魚をうっかり食べちゃった女の子。町を守るため日夜エイリアンと戦う女の子。「何も起きない日常万歳」なのに、「日常」はいつだって息苦しい――。それでも“女の子”の時間は、あと少し……。まるで純文学のような珠玉の短編、完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JACK

14
○ 橙町の不思議な出来事を描く連作短編集。七年ぶりにさなぎから脱皮して校舎よりも高い竹馬で通学する子、港に打ち上げられたセーラー服の人魚を食べてしまった子、手首が取れて飛んでいく子、サンタとトナカイの殺し合い、ウニ型エイリアンと女子高生の戦いなど、また何でもアリな物語が描かれます。なんとも不思議な作品です。彼氏ができたからイヴの夜のプレゼント配りが出来ないと言うサンタクロースの女の子に対してトナカイがキレる所が好き。2016/05/16

眠る山猫屋

14
この既視感!切なくて儚くて残酷で。こんな終わり方もあるのか・・・。バニラスパイダーからのファンですが、ますます研ぎ澄まされた感じ。トナカイの狂気に滲んだ愛憎、町を守って闘った少女の悲しみ。物語を修正していた警官の迷い。みんなみんな胸にグッとくる。もちろん、この町を巡る物語を始めて終わらせた少女たちも・・・。2016/02/10

半熟タマゴ@コミック

11
最終話を読むと1巻一話の印象がかなり変わって、どうしようもなく切なくなる。これを最後に持ってくるなんて残酷すぎる。でも、このブラックな所が阿部さんの魅力ですよね。2巻で終わってしまうのが本当に残念で…。オムニバス形式でまた何か描いてくれないかな。2016/01/11

かちゃん

5
えっえっ?!(完)って事?!そっかそっか…今回の阿部先生は随分とストレート投げ込むなぁって思った。随分とエグくて残酷で悲しかった。悲しかったっていうのは作品にガッカリしたって意味ではないです。印象に残って、また読みたくなる作品。もう全然関係ないんだけど、あのお巡りさんのビックリ顔初めて見たかも。2016/01/10

みきこ

5
一巻から間空いたからどんな話だっけと思ったら短編集だったか。日常の息苦しさ。とりあえずトナカイ怖すぎww二巻で完結してしまったのが惜しい。グロきもくて可愛い阿部洋一作品、好きです。2016/01/09

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