内容説明
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単純ながら破壊力のある棒銀は、相手が居飛車でも振り飛車でも通用する戦法。本書は、対居飛車として相掛かり棒銀、速攻矢倉棒銀。対四間飛車を美濃囲い、穴熊に分けて解説。いずれも極力ムダな手を省略し、早い攻撃を目指した戦い方を紹介した。そのため、後手のとれる対応策が限定され、まぎれが少ない。また、相手が初心者の場合から有段者の場合まで幅広く想定した、どんな棋力の相手にも勝てる戦法書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわうそ
1
基本の攻め方をマスターしようと購入。ハマるとすごい破壊力だけど、相手が正しい受け方を知ってると「俺何やってんだろう...」と路頭に迷う銀がかわいそうな戦法。意外と振り飛車破りにも有効なようで、普通に棒銀してたら四間飛車破っちゃった(笑)みたいな対戦も経験した。ちなみに銀じゃなくて「棒金」戦法の本とか無いのかな?
ロタ
0
相掛かり・矢倉速攻棒銀が特に参考になった。1・2筋でポイントを挙げたあと3・4筋を絡めた攻めは相居飛車の普遍的な攻撃パターンであるため応用範囲が広い。対振り棒銀は▲5七銀・▲6八金上の2手を省略して速攻を仕掛ける工夫がなされている。とはいえ居飛穴党としては穴熊相手に急戦をする気にはどうもなれないのだが。級位者向けの創元社本としてはココセがかなり少ない。鷺宮定跡を生んだ青野九段の本らしく急戦の精緻な研究が見てとれる。創元社の同種の本に飯塚七段本がある。併せて読むことで相補的に棒銀戦法を学ぶことが出来るだろう2019/07/02