内容説明
交換条件は、神様の玩具になること。
神様に妹を助けてもらうかわりに、楠木ひなみは異世界へと渡る。その世界で神様のために“ポイント”を集めることがひなみに課せられた役割だった。戦闘が苦手なひなみだが、“薬術師”の適性があった。その力と神様の加護で回復薬を作り、ポイントを集めていく――。「小説家になろう」発大人気異世界ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葛野桂馬＠時津風＠ハスター
10
知合いに勧められて購入。いやはや、これは面白かった。女の子がカワイイのはもちろん、神様がなかなかに良い味を出してる。はじめはただの嫌なヤツみたいな感じが強かったけどね。そして「呪奴隷」という概念は、初めて見たかも。そりゃこの作品のオリジナルなんだろうけれど、社会的な奴隷の立ち位置がた作品と比べて特殊だと思う。「奴隷は生まれながらにして奴隷であり、従事を続けることで奴隷でなくなる。その功績は神様によって客観的に評価される」というのは、面白い設定だと思う。2015/10/19
ゆう
6
帯におもちゃなどとかいてあったので、イジワル神様がもっと俺様かと思いきや、登場人物みんなほっこりするほのぼのでした。読んでいてひなの優しさとか、暖かさが伝わってくる。ほんわかふわふわして、今迄よんだ異世界トリップものとはまた違ってよかった。雰囲気が可愛くて好みドンピシャだったので、次巻もあるなら楽しみ！2015/11/04
kinta
5
妹を助けるため異世界へ。とはいえ、どちらかというと神様がヤバイんだよね…だって絶対安全な箱庭にヒロインを囲っているのにポイントを稼ぐためには「強くなる」必要があるってことでしょ。とはいえ、素直なヒロインかわいいです。出てくる人もいい人満載でほっこり。2020/07/10
フジ
5
ひなみが、病気の妹を助けることと引き換えに、神様の玩具として異世界に行くお話。ポーション作ったり、野菜作ったり、ほのぼのしています。神様は一見優しいですが、ひなみへの執着すごそう。2020/05/07
ハナ
4
異世界ほのぼの薬術師ライフ。妹を助けるため神様のおもちゃとして異世界で、薬術師として生きることになったひなみ。恩人である神様を楽しませる為、がんばっている、ものすごくけなげで、いい子です。この手の本は、割と過酷な設定が多いのですが、もちろん、この本にも出て来ます。でも、世界の成り立ちや、女神の存在、呪奴隷の開放など、読んでいて、どこか優しさを感じさせられる世界です。出てくる雑貨や生き物も可愛いく、登場人物もみな優しい、いい人ばかりなので、安心して読めます。ほっこりしたい方にはオススメです。2016/07/11
