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内容説明
ケルウォース城の若き城主・ツヴァスと、東の谷の一見ひ弱な青年に見える魔法使い・ヴァルカナル。しかし実態は何百年と生き続ける大魔法使いであった。ツヴァスはまだ、その本質に気づかない。世界はどうなってしまうのか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
47
kindle。武人と魔法使い。分かり合えない価値観を持つ二人が、溝を埋め心を通わせ始めている。巻末のおまけで設定の深さが伺えます。驚嘆。ファンタジーってここまで作り込むものなのか、それとも坂田靖子ワールドが特殊なのか。2019/01/09
ヒロ@いつも心に太陽を!
20
ツヴァスがヴァルカナルという「偉大なる魔法使い」の存在に甘えきることなく、彼の自由を尊重して、いなくなったらいなくなったで自分の力で国を守ろうとする姿勢がとても好ましい!そんな彼だからこそヴァルカナルもツヴァスのことを心底気に入ってしまったんだろうなぁ(*^∨^*)国と国との駆け引きも面白くてこれは私にとってアタリ本!話が中途半端で絵が綺麗なだけの漫画を続けて読んできてから、このシリーズは絵にくせはあると思うものの話が本当に面白くて続きが気になって仕方ない。3巻は新刊探してくる!2012/12/23
ねこさん
14
あらゆるものは次の瞬間、どうにでもなってしまう可能性を本来的に秘めている。ヴァルカナルの気まぐれはその世界のしくみに則ったものだし、そうすることで与えられた「力」は、彼の内部から生じていない。対してツヴァスは人の道、義と呼ばれるものを自らの内に携え、それを無自覚に信仰している。信仰には疑いがない。ゆえに魔法使いとは別の躊躇なき「強さ」がある。力と強さ、手加減しないことと躊躇しないこと、両者は似通っていて別のものであり、それぞれが自らを恥じ、ゆえに惹かれ合うのだと思う。それは、男の世界だったような気がする。2020/07/18
かんけー
13
ヴァルカナルはツヴァスを諭す、「あなたの国は小さくても..中略..本当の恐怖と威嚇は目に見えないものです」と。ツヴァスは???と意味不に(^^)真っ直ぐ過ぎるツヴァスがヴァルカナルの言葉に気付くのはまだ先で?二人の対比の描写が色んなシーンで語られて、読んでる方はニヤニヤしっぱなしwwツヴァスがデボンの暴漢に襲われてもヴァルカナルの魔法は彼をしっかり護ってるし♪ツヴァスが件の事を持ち出しても逸れが貴方の力です、と取り合わない?ラスト「星の書」をネタに出され動揺するヴァルカナル..さて、どうする?→2016/04/09
そのじつ
10
坂田作品でこんなにキャラがしゃべっているのを見たのは初めてでした。「え?!」とびっくりしながら読むうちに、ズルズルと深い渕に引きずり込まれるような感覚で完全に浸っていました。虐待を受けて幼少期を過ごし、長じて虐待を加えていた扶養者を滅ぼす…のような動物的な育ち方をしてきた魔法使い。人間との間に齟齬が生じるのを自覚していた彼が、自分を形成する殻にひび割れを見つけておののき焦る。しかし終にはひび割れをつけた本人に心の内を明かす。非常に入り組んだ事柄を真摯に現したこの部分に惹かれました。2011/06/28
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