文春文庫<br> 沈む日本を愛せますか?

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文春文庫
沈む日本を愛せますか?

  • 著者名:内田樹/高橋源一郎
  • 価格 ¥774(本体¥704)
  • 文藝春秋(2015/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784167901103
  • NDC分類:312.1

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内容説明

いま多くの支持を集める二人の論客が、ロック界の大御所、渋谷陽一氏の司会のもと、2009年から2010年にかけて国内政治をテーマに7回にわたって語り合った。
おりしも日本の政権は自民党から民主党へと交代。このような時代の転換期に、二人は何を、どのように見ていたのか。時間の経過してもなお、輝きを失わない、時代を超えた普遍的な分析がつまった対談集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

34
民主党へ政権交代する直前から東日本大震災直前までの政治談議。漠然と思っていたことが文章化されていたのはさすが。特に第6章など、よくぞここまで言ってくださいました、と拍手したいくらい。緩い話ぶりなのに、しめるところはきちんとしめるさじ加減が良く、こちらもリラックスして読むことができた。2014/06/18

Mishima

33
シャープな着眼でカジュアルに語る政治対談。源ちゃん(高橋源一郎)の切り方は面白いなあ。毎回口火を切るのは彼で、第一回目は宇多田ヒカルから入る。バイリンガルな宇多田が言った「英語だとシリアスに言えるんだけど、日本語だとおちやらけるんだよね」をあげる。つまり、政治を語る「公の言葉」として、日本語はサマにならない、というところから入る。2009年4月21日が第一回目の対談日であるが、読ませる力量は、その古さをものともしない。全6回の対談の前に政局の概略が載せてあるが、縦横無尽に広がる、見方によっては途方も無い→2018/08/08

MIC

6
内田樹さん、高橋源一郎さんの対談、というか渋谷陽一さんも入った鼎談。すごく面白かった。テーマは日本政治で、民主党に政権交代する直前から、震災の直前までが収録されてます。小沢さん、鳩山さんが比較的好意的に書かれていて、マスコミの報道に踊らされてはいけないなということを痛感しました。鳩山さんが、抑止力と言ってたのは、そういうことだったんですね、今さらですが、ようやくわかりました。2014/07/20

仮ッ子

5
導入部分の日本語は政治を語る言葉ではない、というのに惹かれて読み進め。過去の政治の話ですが、面白く読めました。政治家の素顔を照らしだす対話が興味深かった。ところで日本はアメリカの属国なの?誰も言わないけど暗黙の了解なの?でも、そうだとすると色々腑に落ちることはある。属国として日本州になれば、人口の25%が日系になる。アメリカ動かせる、って自虐的だが面白いな。また、英語を公用語としたのがアメリカの大きな成果と。言語の面での支配は強いよなぁ。ユニクロなにしてるとは私も思う。日本語を大切にしましょうよ…。2014/12/06

Francis

5
民主党への政権交代から東日本大震災直前までに行われた哲学者と文学者、そして司会を務める渋谷陽一氏の鼎談をまとめたもの。民主党政権獲得当時、自民党はこれで終わったと本気で思っていたのが嘘のよう。とは言え、まともに理念を語れる政治家が日本にはいないことや、壊し屋小沢一郎氏、政権交代しても変わらなかったアメリカへの従属構造などの話はその通りだと思う。白井聡著「永続敗戦論」を先取りしていたかのごとき論議までなされていたには目を瞠る思いだった。こんな面白い対談をマイナー論壇誌SIGHTで企画した渋谷陽一氏に感謝。2014/08/12

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