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内容説明
20世紀初頭、フランス・パリ。
売春宿で働くコレットは、訪れる“変態”的な欲望を抱えた紳士たちを相手に、出口の見えない生活を送っていた。
彼女の唯一の幸せは、どうしようもなく惹かれてしまうヒモ男、レオンとの逢瀬の時間。
…たとえ、彼がコレット以外の女のもとへ通っているとしても――…。
「変態とは、目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように、自分の欲望の輪郭をなぞり、その正確な形をつきとめた人達のことである……」
絢爛なる花の都の夜に息づく、安野モヨコの描く“変態”たちとは一体――?
8年ぶりの、安野モヨコ新作ストーリー!
「さくらん」「バッファロー5人娘」につづく、力強く生きる“娼婦たち”の物語。電子版では、雑誌収録時のカラーをすべて収録!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
らむれ
68
メゾンクローズ×安野モヨコ…!これ以上の組み合わせなんてないわね表情の切り取り方、コスチューム、装飾品…ため息、溜息、はぁああああ!「変態とは 目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように 自分の欲望の輪郭をなぞり その正確な形をつきとめた人達のことである」純粋で水晶玉のような欲望その形を知ることはとても難しいわたしの欲望は?どこにある?その形をなぞれる?2016/01/16
ちゃりんこママ
39
安野さんを初めて読んだのは「脂肪という名の服を着て」だった。内田春菊さんの「寂しい女は太る」が発刊されてから間が無かったのが「脂肪…」の方が心を抉られましたね。丁度オードゥの「マリークレール」を読んだ後だったから、コレットと栄の遣り取りが面白く感じた。ゾラの「ナナ」は好きじゃなかったけど、もう一度読もうかな。構図が秀逸。漫画のエロティズムってのは露悪じゃないって、指し示してくれる。2017/06/12
akihiko810/アカウント移行中
33
上下巻。鹿島茂著「パリ、娼婦の館 メゾン・クローズ」「パリ、娼婦の街 シャン=ゼリゼ」を元ネタに、19世紀パリの娼館を舞台に描く。7/10点 娼婦コレット、ヒモの男レオン、日本から遊学に来た小説家崩れの男サカエ。表面だけはきらびやかな娼館の内幕と、そこに住む女たちのドロドロな生活。栄華必衰、という言葉を思い出す。庵野モヨコの派手な女たちが楽しい。2023/08/30
天の川
23
ベル・エポックの時期のパリの娼館。娼婦と男達の夜ごとの乱痴気騒ぎ。娼館の客は言う「本当の変態とは名付けることのできない欲望を抱えた人間のことを言う」と。田舎娘のコレットは惚れた男に貢ぐために身を落とし、そのヒモ男はどうしようもなくゲスで色っぽい。小説家崩れの日本人サカエは自分の文章に欠けている闇の深みを欲して、巴里の享楽と嬌声、紫煙の中に揺蕩う。安野さんの絵が蠱惑的な空気を伝えてくれる。2018/01/17
豆乳くま
20
巴里の娼館『メゾン ド クローズ』モヨコの絵は本当に好き。ペン一本で描いてるのかなぁ?塗り絵みたいで本当にいい。だいたい半裸だけどいやらしさゼロ。変態度もマイルド。羽毛に包まれる絹織物商の話が可愛い。2016/01/30




