内容説明
飲む、打つ、買うと三拍子揃った岡っ引のどぶ。そのどぶが師走の深川木場の材木置き場で寒はぜ釣りとしゃれこんでいた時、筏の下に隠密の死体を発見した。さらに3人の浪人の逆さ吊り殺人事件が起こり、やがて江戸を火の海と化す大陰謀が正体を現す「火焔小町」を含め3編を収録。多彩な登場人物が躍動する傑作捕物帖。(講談社文庫)
感想・レビュー
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ken_sakura
18
面白え♪( ´▽`)時は江戸時代、町奉行が遠山の金さんの頃。本名の知れない呑む打つ買うの岡っ引きどぶ、どぶを岡っ引きにした盲目の与力町小路左門(まちこうじ・さもん)の人の心の機微に触れる捕物帳。続編。これでお終いとは勿体無いような、これで良いような。火事に纏わる「火焔小町」、大奥に纏わる「御殿女中」、公家に纏わる「京洛殺人図絵」わかりやすく難事を選ぶ著者の心意気が嬉しい250項程の3編(^。^)どぶが、3編通してちょっとモテるのがとても楽しい。鼠小僧次郎吉の立ち居振る舞いにシビれた(^_^)2018/02/17
はげ太郎
2
しっかり謎解きミステリー。どぶ、左門、次郎吉のバランスが良い。続きがあったら幸せなんだけどなぁ。2017/07/19
sai
2
左門の命令で東奔西走し岡っ引という枠を越えた働きぶり。いや~面白かったぁ~、長編なのに一気読み!表紙イラストは、どぶというより寅さん(渥美清さん)に見えちゃうんだなぁ~(≧∇≦)2014/08/16
グリンタ
2
お殿様の頭脳が目立って、ドブの活躍が肉体労働者みたいになっちゃったけど面白い時代劇でありました。2014/01/28
孤灯書屋
1
⭐️⭐️⭐️2019/08/04