内容説明
三年連続芸大受験票1番奪取計画の時も。ブリキ彫刻誕生の時も。公然猥褻物陳列罪容疑の時も。落選必至の都知事選立候補の時も。常に息子を励まし、尻を叩き、むしろそそのかし、果敢な母であり続けた母。二・二六事件の年に夫=父が逝き長男=兄も逝き、以来60年におよんだ史上最強の母子家庭、笑いと涙の突発芸術(ハプニング)あふれる物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
33
表紙を見て、誤解したまま読み始めてしまいました。 写真のような畳敷きの縁側がある、古い大きな旧家の奥様と思っていたら、下町の社交的なおかみさんでした。 著者の事も全く知らずに、変わった名前だなとしか思っていませんでした。 半分まで読んでみましたが、ギブアップ。 とても仲の良い親子ではありますね。 読み続けても、どうしても興味がわきませんでした。 ちなみに夫は著者を知っていたようで、私が予約していたと知り、驚いていました。2015/08/07
gtn
10
何と愛しい母子だろう。読んでいて幸せな気持ちになった。都知事選挙に出馬したいという息子に、反対するどころか背中を押す天晴な母。この最高の母子関係は、母91歳、息子還暦過ぎまで続く。母が逝き、祐徳太子孤児になる。2018/10/17
Happy Like a Honeybee
6
日本一の母子家庭を目指した、秋山祐徳太子と母親のエピソード。親子の愛情を垣間見れる一冊。都知事選出馬の経緯が興味深い。母親の死後、秋山氏の自宅はガラクタの山と化してる事で有名。2017/07/08
wakazukuri
2
歴史小説かなと思う表題は、心地よく裏切ってくれた。読んでいて小気味いい。ちゃきちゃきの江戸っ子の母と息子のやり取りが痛快!この母ありてこの子ありだ。奔放な息子の生き方を、大きな心で見守り後押しする姿勢は母の鑑。とにかく面白かった。2015/09/23
TERRY
1
秋山祐徳太子なる不思議な名前の芸術家の訃報を新聞で知り、どんな変な人なんだろう?と興味を持ったのがこの本を手に取った理由。そんな不純な理由で読み始めたのに、読了してこんなに清々しい気持ちになるとは。だから読書って楽しい。2020/04/12
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