「のび太」という生きかた - 頑張らない。無理しない。

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「のび太」という生きかた - 頑張らない。無理しない。

  • 著者名:横山泰行
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • アスコム(2015/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784776202028

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内容説明

■■逗子開成中学の3年生が書いた読書感想文にメディアが注目!■■

http://bit.ly/aphx58

■ダメダメなのび太が“あんな夢、こんな夢”を叶えたワケ

ドラえもんの短編25巻の『のび太の結婚前夜』で、
のび太との結婚に不安になったしずかちゃんに対し、
彼女のパパはドラえもんマンガ史上もっとも心に響くアドバイスをします。

「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。
あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。
それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね」

この話しを聞いて、しずかちゃんはのび太との幸せな結婚生活を確信し、結婚式に臨みました。

のび太は勉強はクラスの最下位。
野球の打率は0.01でスポーツも苦手のまったく冴えない男の子。
ジャイアンやスネ夫はもちろん、地域の子たちからいじめられることもしばしば。
ママや担任の先生からもしょっちゅう叱られています。

そんなのび太がゆくゆくはクラスのマドンナ・しずかちゃんと結婚し、
映画では、大活躍してヒーローになります。
困ったことがあると、誰かが助けてくれる。

どうしてのび太は、努力もせず、人生の「勝ち組」になれたのでしょうか?

ダメな奴の代名詞だったのび太が、
将来、次々に夢を叶えることができたのはなぜでしょうか?

そんなのび太のように、頑張らない、しがみつかない、ゆるく生きる、
でも人生を楽しみながら夢を叶えるコツを本書『のび太という生きかた』では解き明かしていきます。


著者の横山泰行先生は、富山大学教育学部の名誉教授。
「ドラえもん学」を研究しています。

6年間にわたり、年平均2000時間継続して「ドラえもん」を調べていく中で
全作品を50回以上読み、「吹き出し」「ひみつ道具」「登場人物」「事項索引」といったデータベースを作成。
それらにもとづいて、のび太の言動を詳細に分析してきました。

横山先生は言います。
「みなさんも、いつもぐうたら三昧の「ダメのび太」を、腹立たしく思ったことはほとんどないでしょう。
のび太に限りない親近感を抱いて、応援したりすることもあるのではないでしょうか」

では、のび太はどうやって明るい未来を手にいれたのか?
そして、その生き方から私たちは何を学べるのか?


「私が“ドラえもん学”を研究し、その間に気づいた
のび太が夢を叶えられる理由を“のび太メソッド”と名付けて
本書でお話ししたいと思います。
どんな人でも夢が叶う、魔法の法則です」
あなたの人生に役立つヒントが、本書にはたくさんつまっています

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

57
★★★オーディオブック。『ドラえもん』が材料となっているため、とても理解しやすい。しかし「そんな話あったなあ」という懐かしさが優先してしまい、著者の意見はあまり心に響かなかった。当たり障りのない内容だった。2019/08/26

ちさと

40
富大の名誉教授の専門は「ドラえもん学」。のび太はドラえもんの特殊能力に依存し自立意識に欠けるとして、アニメドラえもんはアメリカ始め数ヵ国で長らく放送禁止されていました。「のび太は勝ち組である」と、真っ向から立ち向かい、のび太から学ぼうと言うのが本書です。どの側面から見るかによってこの様にも読み解ける、って発想は興味深い。でも物語の面白さって、のび太はドラえもんにすぐすがるけど、ドラえもんも中途半端な道具を出して状況をさらに混乱させちゃう所だと思うなぁ。ただ道具が素敵&どたばたが楽しいのがドラえもんの魅力。2019/03/16

かいゆう

40
大学で「ドラえもん学」を研究している人がいるという事に驚いた。思っていたのとは真逆の内容でした。(のび太みたいでもいいんじゃない?みたいな本かと思ってた)でものび太の、バカにされてもめげない強さ、自分でも試行錯誤し続ける姿、人も動植物もいたわる優しさに気付き、ドラえもんもただ秘密道具をポンと出しているのではなくて、要求の内容やのび太の努力を見た上で手助けをしている事を知りました。こういう目線で見た事無かったから気づかなかったけれど、想像以上にドラえもんは深い。ドラえもんを1巻から読んでみたくなりました。2016/04/02

えっくん

37
★★★★☆ドジでのろまと言われたのび太が長じて勝ち組になれたのか…ドラえもん作品を通してのび太の生き方を振り返ります。まさに文章で読む「ドラえもん」でしたが、小学生の頃に読んだ漫画が鮮明に蘇り懐かしさが込み上げました。のび太が生まれた時に両親が息子にかけた言葉、幼少の頃転んで泣くのび太に祖母がかけた言葉…自分がいかに愛されているかを悟り奮起するのび太。頼ってばかりではなくのび太は何をすべきなのか気付いていました。強く優しく思いやりのある少年なのです。ドラえもん作品は夢だけでなく愛の物語でもあると感じます。2018/08/11

すぱちゃん

36
著者の横山泰行氏は富山大学名誉教授。「ドラえもんアナリスト」を自称するドラえもんファン。彼が書いたドラえもん研究書。のび太が如何に前向きで努力家で私達が思ってるぐうたらな人物ではないのだということが分かる書。勿論、のび太なので怠けもする。しかし、そこから立ち上がるのび太はいつも雄々しいし優しい。みんなのび太を誤解している。勿論私も含めて。でも負け組だったのび太はしずかちゃんと結婚するという最大の勝ち組に。あとがきで「ドラえもんの存在や秘密道具はあくまでも補助、のび太の自覚や努力が新しい人生を切り開いた」と2019/08/19

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