PHP新書<br> 徳川家が見た「真田丸の真実」

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PHP新書
徳川家が見た「真田丸の真実」

  • 著者名:徳川宗英
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • PHP研究所(2015/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569827131

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内容説明

そもそも、真田幸村は合戦経験が意外と少ないのに、「戦国最強」といわれるのはなぜか――。真田幸村は死後、庶民に英雄視され、彼らの願望に沿って話がつくられていった。いまわれわれに伝えられていることと、実際は違ったのではないか、と著者は考える。▼ならば、関ヶ原の戦いで袂を分かった真田父子、真田丸の攻防戦で「鬼神」ぶりを見せた幸村……はたして幸村は「徳川の毒虫」だったのか、それとも「徳川の間諜」だったのか? 著者曰く、「じつは味方だったかもしれない。そう考えられることがいくつもある」という。▼そこで、真田父子が徳川将軍を二代にわたり翻弄した上田合戦の真相に触れ、関ヶ原の戦いで真田父子はなぜ袂を分かったのか、そのとき家康がめぐらせていた壮大な深謀遠慮とは何だったのかを探っていく。▼真田一族と徳川・諸大名との有名なエピソードから、意外なつながりまで網羅。徳川家と真田家の因縁を、徳川家の視点から検証する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽっぽママ

10
本能寺の変から家康が死去するまで35年足らずというのに激動の時代を感じた。真田幸村が尾張徳川義直の大叔父だという家系図にびっくり。戦国武将の血筋をたどっていくといつも日本の社会(上流階級だけど)の狭さを感じる。皆さんご親戚。真田家に対する徳川家の温情が特別なんだということからのスパイ説、面白かったです。2016/07/30

わいほす(noririn_papa)

10
御三卿の田安徳川11代目だという著者にお会いする機会があり、読ませていただいた。内容は戦国時代一口話の寄せ集めで、出版社の大河ドラマ便乗企画モノ感がありありと。売り文句になっている「幸村の徳川スパイ説」も著者自身、無理があるのか、あまり強調していない。ところで、この本には書かれていないが、著者によればドラマ同様、真田兄弟の中はよかったらしく、幸村は赤備えのとき敵方の兄を気遣い、旗印に六文銭を入れなかったそうだ。でも、大河ドラマの冒頭で赤備えの旗印にしっかり六文銭が書かれていたような。脚本、三谷さんだしな。2016/01/30

鐵太郎

5
徳川田安家第11代当主である筆者が、「真田幸村は家康のスパイとして行動していていた」という仮説を元に描いた「あったかもしれない歴史」。一読して、作者は歴史が好きなんだなぁと思うしそれなりに面白いんだけど、書いてある内容には説得力はないな。関ヶ原のあと、恩賞を与えた西国大名がみな壮年期から老年期の年齢だから、あと十年もすればみな死んでしまうであろう、と内心で算盤をはじくタヌキ親父家康、という描写で笑った。ばかな、そこまで家康が自分の健康に自信を持ったはずがない。結果で歴史を論ずるとは、なんだこりゃだ。2016/09/10

flat

3
真田幸村がスパイであると決めるには些か早計ではないかと思いはするものの結構、細かい所まで調べてあり、もしかしたらそういうifがあったのかもしれないなぁ等と思う。歴史好きの人がワクワクしながら書いているのが伝わって来て意外に楽しく読めた。2016/08/25

ぶたかず

1
真田幸村が徳川のスパイだったのだと。でもその根拠も乏しく、なにがいいたいやらわからん2016/01/09

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