内容説明
自分のこと、社会のこと、国のこと、世界のこと……、考えなくてはいけないのに、考えようとすると、どう考えたらいいかわからなくなって、前に進めない。考えあぐねてしまう。――こんな時代だからこそ、哲学者は、しかつめらしい言葉を使わずにこの本を書きました。人生で一番大切なものは何か、どうして自殺をしてはいけないのか、など、むずかしいけど、私たちが気になって仕方ない問題からも逃げずに、向き合います。
目次
まえがき
I 哲学者のいる風景
前口上
1 哲学を教える
2 実技科目なのだ
3 哲学の手ざわり
4 メタ的な態度
5 立ち止まる脚力
6 バージョンアップ
7 個別性と一般性
8 案外ダメな授業
9 理系・文系・妄想系
10 高校と大学
11 坐禅ゼミ
12 引き算の思想
13 坐禅のすすめ
14 続・坐禅のすすめ
15 がまんではない
16 すべてはおまけ
17 根拠なき自信
18 身を捨ててこそ
19 大仏の話
20 神だのみ
21 散歩の定義
22 古代のご飯
23 美食の逆説
24 ジムと温泉
25 老いる
26 聞いた話
27 よく分からない
28 大学の気風
29 速さの罪
30 ドレス・コード
31 論トレことはじめ
32 論理的ということ
33 つなぎ方しだい
34 接続詞と日本人
35 論理の必要性
36 文章修業
37 入試問題
38 語学としての国語
39 作りたい教科書
40 国語を教える
41 ほめるのではなく
42 遊び友だち
43 考えさせない時代
44 考える技術
45 掛け声化
46 哲学の言葉
47 歩みをこそ
48 脳神話への叛旗
49 もやもや→すっきり
50 つまらない人間
II 哲学も、哲学じゃないことも
バラは暗闇でも赤いか?
論理的に書くために
「哲学者になりたいかも」などと考えている高校生のために
二つの授業風景
哲学の見本
無意味ではあるけれど
モヤモヤを飼い、モヤモヤと遊び、モヤモヤを楽しむ
「穴」場のお寺
タチバナ氏と今井知正先生のことで立ち話
ポリフォニー的な世界
後 記
初出一覧
感想・レビュー
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けんとまん1007
Nobuko Hashimoto
踊る猫
おさむ
ロア