内容説明
いつも穏やかで幸せな心でいられる、とっておきの方法。それが「慈悲の心を育てる」ことです。この世のすべてが自分とつながっていると理解できれば、怒りも欲も苦しみも心にわいてくることはありません。ブッダの言葉にいちばん近い経典と言われる「法句経」を、スマナサーラ長老が現代の私たちが理解しやすいような言葉になおして教えてくれます。心がほっとしてじんわり温かくなる、そんな優しい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
22
誰でも覚えがあるだろう。怒りは快楽だ。瞬間的な怒りはきもちがいい。でもそれは酔いしれているうちに自分自身をも焼き尽くす。怒りを向ける相手は言うに及ばず自分のことさえも決して救うことはない。ネガティブな感情に支配されそうになったときに自分で意識してブレーキをかけることの大切さ。他者を慈しみ大切にし愛することだけが瞬間的な快楽ではない救いに通じる唯一の道だと自覚さえしていれば、燃え盛る感情に飲み込まれていくことはない。2020/04/08
彗星
8
「怒るのは汚物を投げつけるようなもの」「投げつけるためには汚物を手に取らなければならない」…気を付けよう。怒りに対する処方箋のような本です。イライラしてる時、冷静になりたい時に読むと落ち着きます♪2014/04/18
ダージリン
3
スマナサーラ長老の他の本も良かったので読んでみた。怒り、恨み、妬みなど、負の感情を斥けて、穏やかに澄んだ気持ちでありたいものだと思わされる。2017/03/03
雪野きずな
2
慈しみの心を養おう。『死後はどうなるの』を読んだあとなので余計に思った。2019/04/20
K K
2
怒りがいかに恐ろしいかわかります。すべて原因は自分。下手な自己啓発より、仏教実践がいい。2015/12/09