出版社内容情報
音楽評論家・スージー鈴木による『Vocal Magazine Web』の連載コラム、「きゅんメロの秘密」を加筆・再編集して書籍化。
内容説明
ユーミン「卒業写真」サザン「いとしのエリー」からYOASOBI「群青」まで、あれもこれも“きゅんメロ”進行だった!
目次
第1章 「きゅんメロ進行」とは?(そもそも「F→G→Em→Am」とは何か;「F→G→Em→Am」のキーは何か ほか)
第2章 「きゅんメロ進行」名曲分析(あのメロディに胸がきゅんとする理由;「きゅんメロ」のツンデレを体感する ほか)
第3章 きゅんメロを語る(マキタスポーツ×スージー鈴木;川原伸司×スージー鈴木)
第4章 総論―「きゅんメロ進行」が好かれる理由(「きゅんメロ」の作り方;セブンスとメジャーセブンスと分数コード;「きゅんメロ」と日本文化;「きゅんメロ」の発生過程)
著者等紹介
スージー鈴木[スージー・スズキ]
1966年、大阪府東大阪市生まれ。音楽評論家、ラジオDJ、小説家、野球文化評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Isamash
17
スージー鈴木2024年2月発行著作。ニューミュジック曲からYOASOBIの曲までF→G→Em→Am又は類似コード進行が存在し著者は「きゅんとメロ」と命名。「群青」ではF→G→G/F→E7→E7/G#→Amの進行。年甲斐もなく自分がYOASOBIの曲に惹きつけられていた理由が理論的に分かった気がした。このコード進行の起源に関して対談の作曲家川原伸司(平井夏美)によればベートヴェンのピアノソナタ8番悲愴のべース音で4536進行があるとか。シナトラの「マイウエイ」(オリジナルは仏の作曲家)含め欧州起源らしい。 2024/06/07
Jimmy
3
きゅんメロコード進行のみで単行本一冊、ってのはいくら連載をまとめたとはいえ、なかなかの勇気だが、解説は相変わらずのわかりやすさで、一曲で4ページぐらいってのがちょうど良い。しかしこの本のベストフムフムは音楽プロデューサー川原伸司との対談だと思う。いつものマキタスポーツとのはカセットテープミュージックなどでの繰り返しになっているが、川原伸司とのは新鮮新鮮。さらにセカンドベストは最後のまとめ、これも見事フムフム。2024/04/08
コウジ
1
ギターやキーボードを弾きながら読了。「ス式楽譜」はわかりやすかった。自分的には60年代のヨーロッパ女性ポップスの歌を知れたのが良かった。2024/08/05
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