内容説明
功績が認められ、評議会テン・コミュニオンのメンバーに抜擢されたベルだったが、街では新たな難事件――異端審問官ばかりを狙った謎の人体発火現象が勃発する。 「こんばんは、プリンセス」 ベルの秘密を知る少女、サラ。 「混血種(キマエラ)も存在するかもしれないね」 ヒントを提示する目的不明のナレシュ。 「なぜ清めの火を恐れない?」 何かを知っている、枢機卿トリスタン。 やがて見えてくるのは、文字どおり解決へのキーとなる《煉獄の鍵》。すべての謎を解き明かした先にある真実とは!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サキイカスルメ
7
トリスタンのツンデレっぷりが……。新しく設立されたテン・コミュニオンに選ばれたベルが、兄ナレシュの処刑式で起きた人体発火現象事件の謎に迫る2巻。ベルとクリカラの進展がなかったので少しションボリ(え)大切なパートナーではあるものの、教会の闇は深すぎてそれどころではないですね。サラとミューのお友達組が微笑ましかったです。ベルの絶望的な教会とアイギスの真実に対しての考えが少し足りないように感じモヤモヤしました。クリカラには打ち明けてもいいと思うんだけどなぁ。2015/11/11
T.Y.
7
新設の評議会「テン・コミュニオン」の一員に任じられたベル。だがバリアクラッカー火刑の日の騒動の中で、何人かの審問官が謎の人体発火現象で焼死。教皇庁が握る「清めの火」の正体とは…? 1巻で世界観の大きな謎は解明された続きでどうなるかと思ったが、新たな謎を設定して再びミステリ仕立てで来たか。これまでの知識のお陰で主人公が推理する余地も増えて割と良かった。世界のあり方の改革という大きな目標も、まずは教皇庁トップと枢機卿派との政争という形から。そして前巻ラスボスはレクター博士化。次も楽しみに待とう。2015/10/24
HANA
5
前巻からそのまま続いた感じで、兄の処刑の時に起きた人体発火の謎を解いていく展開。前巻よりも結構しっかりした展開だったようなので物語に良い感じに入り込めて良かった。謎解きなんだなぁなんて改めて思ってみたり。兄の存在やテン・コミュニオンなど色々広がりそうな雰囲気なので次巻も期待。2015/11/25
くろ
5
思ったよりも話がしっかりしていて、読み込んでしまった。アイギス周りの描写が分かりずらいが、お話的には支障ない。主人公も学習機能は搭載しているようなので及第点(ただ、悩むのはほどほどにしろよ)。まぁ最近は恋愛脳な話でないだけで、概ね高評価なわけだけどw2015/11/08
しぇん
5
どの様な物語に舵を切るのかと思っていましたが、世界の変革の為に戦っていく方向に切ってきましたか。といっても暗殺者の能力、正体を考察していくミステリーぽい所は一巻と同じでしたが。暗殺者の正体がバレバレだったのも一巻と同じですが、まぁ些細な問題なのかなと。今巻で教会の保守派の武器が大分削れたみたいですが、仮面の悪魔の思惑だったりしてと思いつつ次巻を待とうと思います。クリカラとの関係ももう少し進むと良いのですが主人公が基本子供なので無いかな?2015/10/11
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