日本経済新聞出版<br> エヴァンゲリオン化する社会

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日本経済新聞出版
エヴァンゲリオン化する社会

  • 著者名:常見陽平【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 日経BP(2015/11発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532262921

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内容説明

人材の使い捨て、若者への過剰な期待、ブラック企業出現、女性の活躍(という名の酷使)、居場所の喪失、そして得体の知れない社会不安……2015年の今、私たちが直面している問題は、アニメ『エヴァンゲリオン』で予言されていた! ? 労働×サブカル本のヒット作『僕たちはガンダムのジムである』著者であり、雇用・働き方問題に通じた常見陽平氏が、1995年~2015年の日本の労働社会に起きた「エヴァンゲリオン化」の真相に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みっくん

24
自称「若き老害」、今年の春より大学の専任講師へと華麗に転身なされた常見さんの新作。新書はタイトルで売っているところがあるという点ではもう本書は100点でしょ!(てか、上からw)碇シンジに見るブラック企業における雇用や若者の居場所問題、ミサトさんや赤木博士にみる女性活躍など、さわりだけではなく、結構どっぷりエヴァを絡めており、看板に偽りなく、最後まで楽しく読めました。「ありがとう」(て、ちょっとちがうかw)2015/10/12

yuzyuz_k

7
内容より売るために色々考えているんだなぁと思う一冊でした。今回のテーマではなくとも『テラフォーマ化する社会』『暗殺教室化する社会』『ワンピース化する社会』『妖怪ウォッチ化する社会』テーマさえ決めてしまえば、著者の様な人ならどうにでも纏められます。内容は、キャラの設定、背景、言葉を出発点にし、多様な意見と事実をトレースしていく感じです。印象に残ったのは、著者恩師のグローバル人材に対する言葉です。激しく同意したい気持ちになりました。2016/05/15

Shuichi Shibuya

6
エヴァンゲリオン化というのをこの本では以下の三つとして捉えている。1、若者に極度に期待と負荷がかけられ、世界の責任をすべて個人が背負っているように感じさせる社会。2、人が目標達成のために駒のように扱われる社会。3、「使徒」のような得体の知れない恐怖が常に忍び寄ってくる不安定な社会。よくよく考えると今の状況はエヴァと似通っていると感じる。駒のように使われるエヴァパイロットたちと現代の若い労働力。読んでいてぞっとした。とんでも世界が実はリアルで姿を変えて怒っていると感じた。2015/10/13

nnnともろー

5
エヴァに描かれている世界と現実の労働問題をリンク。ガンダムとの比較。無理矢理感は否めないが読み物としては面白い。2017/02/14

やす

5
ネルフってトップが目的のためなら手段を択ばず、中間管理職はあの手この手で若者を働かせ、若者は嫌で仕方がないがトップの言うことには一理あるかも、上司はよく面倒見てくれるしと完全にネルフに取り込まれていく。これってブラック企業と同じですね。って着想からエヴァと95年以降の若者と労働環境を語るのだが、木に竹を接ぐ感じで波もかもが紋きり型の表層分析にとどまっている。特に使徒を漠然とした不安にたとえるのは如何だろうか?大きな物語がなくなった社会の不気味な小さな物語じゃないかと思うんだけど。2016/02/14

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