内容説明
色彩学のバイブル的著書、文春文庫で再登場
人はピンクで若返り白い部屋が美人を作る。赤は血圧を上げ不眠症には青が効く。商品学の草分け的存在の著者が解明した快適色彩生活。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
64
知っていて損なことはないが気にしすぎることもない。もちろん集中力に対するところや、五感に直接関わる部分は覚えておく。2018/09/20
双海(ふたみ)
13
色は面白い。人はピンクで若返り、黒い服は皺を増やす。白い下着で健康促進。赤は血圧をあげ、不眠症には青が効く。黄色い車は事故が少なく、紫好きは芸術家が多い。などなど。2024/06/06
めん
7
「色彩は人の心と体に影響を持つ」に、異議はない。しかし、「好む色で分かる基本的性格」などの解説は、全く興味を持てない。その中で、頑張って残せることを探す。「生体はいつも光を求めているから、光の加減や色彩によって、体の筋肉が緊張・弛緩する現象を、脳波や汗の分泌量から客観的に示した『ライト・トーナス値』と呼ばれる数値がある。一番弛緩した正常値が23で、ベージュ色、パステルカラーがこれに近く、青・緑・黄と上昇し、橙が35で緊張・興奮に変わり、赤は42で最高潮、血圧まで上げる」と。残念ながら、これだけ。図書館2018/10/16
DEE
4
赤は時間をゆっくりと感じさせ、青はその反対。 例えば、診療室を暖色系、待合室を寒色系にする。すると待たされても短く感じ、少ない時間でも長く施術されたと感じるということになる。 また、特定の色が病気を治す効果があるという話も興味深かった。2016/08/01
T M
4
文体が独特で最後まで馴染めず(箇条書きまではいかないが、手帳やメモに書き込んだような感じ)。なので研究に基づいた事実なのか推測なのか、提案なのかいまいち判断つき辛く、読むのが辛かった。先生の意図するところではないが、書かれた時代と現代とは日本人の色彩に対する感覚が微妙に異なってることが感じ取れてそこは面白かった。皮膚で色を感じることができることも驚き。2015/11/26