内容説明
80年代で注目すべきポイントは、スヌーピーに無償の愛を捧げるチャーリー・ブラウンと、全く意に介さないマイペースなスヌーピーという2人の微妙な関係。なんとも切なくて面白い!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
78
スヌーピーの自由奔放さが増してきていますね。しかも人間扱いされることも多くなり、どんどん犬離れしているような気がします。そして相変わらずチャーリー・ブラウンの名前を覚えていないという。それでも彼らの間には確かな絆があるのが感じられました。切なくて面白いのが80年代といったところでしょうか。4コマにこだわらなくなったのもこの頃。ある意味1番有名な時期が描かれていると言ってもいいかもしれません。2018/04/26
kinkin
76
漫画だからというわけではないけれどスタインベックと藤沢周平の合間に読んだ。ホッとする本だ。なにがホッとするのかはうまく書けないけれど出てくるキャラクターが子供やスヌーピーがいろんな大人の代弁をしているようでそれが哲学めいていてうなずいたり微笑んだり。漫画の目線が彼らを横からとらえていることもニュートラルなきもちで読むことができることもあるからだろうか。スタインベックや藤沢周平の合間には1970年代のピーナッツが待っている。2020/11/02
ユメ
50
ビーグル・スカウトが初登場。時にあのスヌーピーをもたじたじさせる鳥たちの自由さが良い味を出している。ウッドストック以外も見分けられたら良いなあと思っているのだけれど、それはかなり難易度が高そう。年代を追うごとにスヌーピーの奔放さが増している気がして楽しい。相変わらず飼い主であるチャーリー・ブラウンの名前を覚えていない彼だけれど、そんな二人の間にも確かな絆が存在することが汲み取れて、心がじわりと温まる。チャーリー・ブラウンがスヌーピーを幸せにするために学校を辞めようとするエピソードは、読むたび胸がつまる。2016/03/01
ナミのママ
43
シリーズ4作目。1980年代、全盛期でしょうか?犬とは思えなくなってきたSNOOPY。チャーリーの仲間たちの絶妙な会話。この時代のコミックは知られているものが多いので懐かしく思えます。さらに表紙のラケットを持つSNOOPYをはじめ、寝袋で寝る姿、ソファで「おすわり」する姿など、キャラクターとしても可愛い姿が多数あります。癒しの一冊でした。2015/11/10
優希
41
再読です。スヌーピーがどんどん自由になっていくのが可愛いです。精一杯の愛情をスヌーピーにそそぐチャーリー・ブラウンと、マイペースなスヌーピーという関係が切なくて面白いんですよね。何だかんだ言っても、スヌーピーもチャーリー・ブラウンのことが好きみたいですし。2024/09/27
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