内容説明
かつてこの世界は戦女神に救われた。美しくも儚く、可憐で力強いその姿はまさに戦場に咲く戦華で――そして時は過ぎ、魔王が封印された現代。かの女神の力を受け継ぎし少女達は、人々に畏敬の念を込め“舞姫”と崇められていた。
大国に挟まれる占領間近な弱小国の新米国王・アルノアは防衛戦からの帰還直後、突如、姉のセシリアから二つの隣国の舞姫、シャロン、レスフィーナとの、それぞれ一ヶ月ずつのお見合い話を持ち掛けられる。気乗りしなくもこれは政治。一国の王として花嫁候補を迎え入れることに。そして時は訪れ、一人目の姫君を迎えに城門へ行くと、そこには何の手違いか花嫁候補が二人同時に来てしまい……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
20
大国の侵略を撃退した弱小国の新米国王・アルが、突如姉セシリアにより戦女神の力を受け継ぐ二つの隣国の舞姫とお見合いを持ち掛けられて始まる物語。若い国王アルと弟を愛し過ぎる姉セシリア、暗殺すべく送り込まれたシャロン、懐柔すべく送り込まれたレスフィーナといった訳あり舞姫たちのドタバタ劇もありますが、同時に各国の思惑に翻弄されがちなアルや彼の小国、舞姫たちとその決断が描かれる物語でもあって、とある器とされるアルと舞姫たちが触れ合って生まれる力をどう使っていくか、荒削りながら今後に期待したい素地はあると感じました。2015/10/25
ナカショー
19
イラストに惹かれて購入。弱小国の新米国王アルノアのもとに花嫁候補として二つの隣国からそれぞれの舞姫が手違いで二人同時にやってくるとこから始まる戦記ファンタジー。登場した人物全員ノリが軽いと感じてしまい、そこが少し残念でした。だけどヒロインは可愛いかったし全体的には満足です。とりあえず次巻も読んでいこうと思います。2015/11/24
晦夢
13
良くも悪くもテンプレ的な作品。国王となった主人公のもとに花嫁候補として2人の舞姫がやってくる。1人は暗殺を目的にもう1人は誘惑して骨抜きにしようと。エロを絡めた戦記風ファンタジーと言う感じなのかな。シリアスな場面でシリアスになりきれないのが痛かった。全体的に軽く感じた。奴隷を解放するだけでは何も解決しないという感じのこと言ってる時は期待したけどその奴隷たちのノリも軽くて……。全ページに模様(?)が入っていて気合が入ってるなぁとは思った。2015/10/27
ツバサ
10
弓弦イズル氏がデカデカと宣伝してたから気になって読んでみた。ISより面白いからイズル氏は浮かれてる場合じゃないよ。エロ、友情、裏切りの三つの要素が中々良かったから続きが楽しみ。2015/10/27
シャルシェ
8
表紙がすごく良かったので購入。口絵イラストは良かったです。ページすべてに模様があしらっているのはGood。ホント、カラーイラスト良かったです。2015/11/05
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