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内容説明
十六世紀末の秀吉の時代に誕生し、伝統と品格を守りつづけた京都・島原。一六一七年、駿府から将軍のお膝元に移設され、経済・文化の変化にともない進化し続けた江戸・吉原。一六三一年頃から営業を開始し、庶民的でありながらも国内随一の豪華な揚屋建築を誇った大坂・新町。幕府の官許を得て発展した三大遊郭それぞれの歴史や実態を知ることで、日本史における女性の地位、恋愛観の変遷が見えてくる。女たちの日常や客に対する手練手管、遊郭ビジネスの仕組み、江戸・深川や京都・祇園など公認以外の花街との関係などを現代的な感覚で解説した新しい遊女・遊郭論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びっぐすとん
14
108円本。花魁道中のような華やかな一面か、病気になって哀れに死んでいく女郎の姿くらいしか知らなかった。当時は疑似恋愛を体験出来るテーマパークのような面もあったという。卑下した職業ではないにしろ、過酷で女性から見れば辛い仕事に違いはない。時代劇で見る吉原は新吉原と呼ばれるもので、太夫などの上流遊女が存続できなくなり、本来3番手だった遊女が繰り上げで格上げされ花魁と呼ばれるようになった時代のようだ。エンターテイメントを謳っても世の中に余裕がなくなれば性サービス剥き出しになるあたり、やはり男性の為の性産業だ。2018/12/12
モコモコ
10
めちゃくちゃ面白かったです。江戸時代はお金を払って恋愛を楽しんでいた!遊女と客の頭脳戦みたいな印象を受けた。日本の処女性を重要視する貞操観念て、戦後欧米から輸入されて本当につい最近浸透してきたもののようですね。江戸時代にエイズが存在していたらヤバかった…2017/10/15
てくてく
10
三大遊郭の概略、歴史や特徴、遊女なるものについてわかりやすく説明されている。客層が時代によって異なってくること、ある程度の身分のある人の接待をする以上それなりの知識が求められた時代もあったこと、そして恋愛がぜいたく品であってそのためにお金を払うことに抵抗がなかった時代から、西欧文明の影響を受けて処女性が重視されるようになったことが遊女を見る目にどういう変化をもたらしたのか、といったあたりが面白かった。2017/04/01
getsuki
8
吉原、島原、新町だけでなく、私娼や陰間茶屋まで網羅。揚代など現在の貨幣価値に換算することでより分かりやすい。恋そのものが究極の娯楽であり、非日常だった時代だからこそ成り立ったとも言えそう。 明治維新後の衰退は新しい価値観の導入もあってやむ得ない所もあるものの「処女性」を堂々と論文にするというのに男の本音を垣間見た気がする。2015/11/10
nizimasu
8
一般的に遊郭のイメージって五社英雄だったりするんだけれど女性のドロドロの部分はさておき実際の暮らしぶりや当時のお金のかかり方なんかを現在の貨幣価値に置き換えたりしながら現代人が読んでもわかりやすく解説しているのが本書。太夫と花魁の違いとか正式な遊郭と明治以降の遊郭、さらには岡場所といった公認の場所以外での売春の実態なんかも書いていてなかなか興味深かったです。それにしても後半では男色の衆道の話も出てくるがそちらの方がよほど男女間の関係とも違い「粋」とは正反対の情念の世界が感じられて怖く思ったのは確かだ2015/11/10
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