角川文庫<br> ミケランジェロ・プロジェクト (上) ナチスから美術品を守った男たち

個数:1
紙書籍版価格
¥924
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
ミケランジェロ・プロジェクト (上) ナチスから美術品を守った男たち

  • ISBN:9784041012826

ファイル: /

内容説明

第二次大戦中に連合国側で集められた美術関係者。彼らに下された指令は、ドイツ軍に立ち向かい、隠された芸術品を見つけ保護することだった! 知られざる歴史に迫った渾身のノンフィクション・サスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

184
激しい戦闘のさなか。ヨーロッパの美術品を保護するために戦った男たち。一筋縄ではいかない戦場。軍からの協力は最小限。必要な備品もままならない中、友軍の将校たちと激論を戦わせながら、それでも仕事をやりぬこうとする勇気と知恵。謎めいた協力者、フランス女の学芸員ローズ。これほどドラマチックで何とノンフィクションである。下巻も早く読みたい! 2020/06/25

たぬきオヤジ

21
ドキュメンタリ好きの読者なら楽しめるだろう。事実は十分にドラマチックだった。整然と行動するのが自慢のドイツだったが末期になると行動は無茶苦茶になってくる。ちょっとこの書き方は読みにくいな。2020/08/04

佐倉

11
WW2、戦場で破壊された建築や美術品の保全を目的に発足したMFAA部隊。戦争の中でこうした文化的事業は開戦当初はさほど省みられず、ようやく発足しても物資や機材、人員が不足し他の部隊からの理解を得辛かったりと一筋縄ではいかない。しかし緊急事態の中で学芸員などの文化的技術者が何をしたのか、何が出来たのか、という点で興味深い内容。スタウトという権威でない美術保全技術者が出した提言が(小規模で大きな権限を持たなかったにしろ)ひとつの組織を作り出したのは瞠目すべき点。現代日本でもそうしたことが可能であって欲しい。2023/07/05

おとん707

8
第二次世界大戦下のフランスで歴史的建造物や美術品を戦火や略奪から守った連合軍のモニュメンツ・メンと呼ばれた人々のドキュメンタリー。だが若干稚拙な物語仕立てにしたことで内容が中途半端になっている感はある。実際に保護に尽力した人たちもそうだが、戦時下においても真剣にこれらの保護を考えた指導者がいたことに感銘を受ける。今の世界の指導者はどうだろうか?敵のナチスが略奪品を自分たちの財産にしようとしたことで多くの美術品が破壊を免れたのも皮肉だ。これら美術品がめでたく生還するのを祈りつつ下巻に読み進もう。2020/08/31

スプリント

8
興味深い題材で内容も面白いのですが・・・。とても読みづらいです。翻訳が直訳過ぎることと前後のつながりを欠いた場面転換が多すぎるのが原因だと思います。下巻を手に取る前に気が滅入ってしまいました。2016/01/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9894621
  • ご注意事項

最近チェックした商品