光文社文庫<br> 碧空のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート~

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光文社文庫
碧空のカノン~航空自衛隊航空中央音楽隊ノート~

  • 著者名:福田和代
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 光文社(2015/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334769628

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内容説明

航空自衛隊航空中央音楽隊でアルトサックスを担当する鳴瀬佳音(なるせかのん)は、ちょっぴりドジだけど憎めない女性隊員。練習と任務の演奏会に明け暮れる中、数々の不思議に遭遇する。失われた楽譜の謎、楽器のパーツ泥棒、絵葉書に込められた見えないメッセージ……。個性豊かな仲間たちと共に“事件”を解決! クライシス・ノベルの名手が意欲的に描く、爽やかで心温まる物語!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソラ

55
自衛隊の音楽隊の話。福田和代さんって言えばもっと硬派なイメージがあったけれど、こういうほんわかした雰囲気の作品もあるんだなぁと意外な感じ。渡会の恋路がどうなるのか気になるが主人公があれだけ鈍感だと…w2015/10/17

ユメ

43
「ギルガメッシュ交響曲」「ある愛のうた」「ラッパ吹きの休日」がとりわけ心に刺さる。この3編に共通するのは、音楽を続けること、あるいは辞めることについて考えさせられる点だろうか。「ある愛のうた」で明実が怒り出した気持ちもよくわかる。もう二度と学生時代のように演奏することができないという事実がもたらす寂しさは、いつまでもじわじわと胸を締めつけるものだ。一方で「ラッパ吹きの休日」のように、自分が生まれる遥か前から自分が死んだその先までずっと続く音楽の歴史の、一端に携わることができたという喜びもたしかに存在する。2018/09/07

ゆうき

37
吹奏楽をやるので、気になって手に取ってみた本。震災の時の話はすごく共感した。こんな時に楽器なんて贅沢なことやっていていいのだろうかという気持ち。誰かを元気付けようと奏でた音楽に、自分自身が感動し救われる感覚。音楽を続けていてよかったと思うこと。私は自衛隊ではないけれど、中学生から市民バンドまでずっと吹奏楽をやってきた中で、そういうことを感じる場面ってあったよなあと。音楽の持つ不思議な力を改めて思い出させてくれました。私も自分の奏でる音楽で誰かの心を射止めてみたいわ。笑 渡会がんばれ~!!2021/07/01

としあきオルタ

34
日本を守る自衛隊の中にあって人々を鼓舞する為の特殊任務な音楽隊。天然系トラブルメイカー鳴瀬佳音を中心に航空自衛隊航空中央音楽隊の中で巻き起こる謎を解いていく日常ミステリー。引き継がれてきた歴史と伝統、音楽隊の色々な情報も知れて中々面白く、コンサートなんかも気軽に行けそうなので気持ちちょっと身近に。もっと専門的で特殊な集団だと想像してましたが、なんだか高校の吹奏楽部の合宿に近いイメージなので、もうちょっと自衛隊ならではの場面も見てみたいかなと。まだまだカノン砲は轟きそうなので次巻に期待です!( ̄- ̄)ゞ2017/06/11

とも

28
自衛隊の音楽隊のお話。自衛隊も音楽隊もあまり馴染みのないもので感嘆の連続でした。ベタな恋愛模様も読んでて楽しい。ただ謎についてはあっさりし過ぎな印象。多分主人公の佳音はトラブルに巻き込まれて奔走するけど自ら推理する感じではないからかも。事件を一番近くで見守る立ち位置という印象である意味読者と同じ目線にいるように感じました。作者さんは「怪物」の印象が強かったので振り幅に驚きました。2015/10/15

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