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内容説明
安保法制を「戦争法案」と煽った左派マスコミや知識人。「徴兵制になる」などと事実無根の報道や主張を繰り返し、冷静な議論を行わず対案も出さない彼らに、えもいわれぬ「気持ち悪さ」を感じたのは著者だけではあるまい。歴史から学ばず、法案すら読んでいない彼らこそが、平和への足枷となっている、と著者は説く。護憲派メディアや知識人に共通するのは「まず安倍批判ありき」という姿勢である。そこには理性的で緻密な検証はなく、感情的な議論しか存在していない。本書では、アベノミクス解散から、ISIL(「イスラム国」)、安保法制までをめぐる各新聞、テレビ等の報道を緻密に分析し、呆れた偏向報道の実態をつまびらかにする。気鋭の評論家が冷徹に時代を読み解いた、必読の書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビイーン
21
確かに護憲派マスコミの何でもかんでも安部さんを貶めようとする姿にはウンザリしていた。今日まで日本の平和が保たれているのは、憲法9条でなく日米安保との主張に納得。アメリカの核兵器の傘に守られているお陰。なんとも皮肉な現実。2017/01/23
活字スキー
16
「自衛隊は軍隊ではないし、自衛官は軍人ではない」とかいうメンドい話は置いとい\(・o・Ξ・o・)/て、現場をよく知る元自衛官の著者による論はいち軍人としてとても誠実で筋の通ったものだと思う。それと同時に、日本は軍事独裁政権下にはないので、それだけを振りかざしてもいわゆる護憲派、反安部(反自民)派等を納得させるのは難しい。批判ありきの反対派や偏向メディアを批判する著者もまた、批判(結論)ありきに見えた。結局つまるところは、日本は他国と同じように軍隊を用いる「普通」の国を目指すのか否か、に尽きると思うのだが。2015/10/21
くまクマ
14
価値観が違えば意見も違うという事。著者の主張も同様。タイトルに惹かれて読んだが期待し過ぎたようです。2015/12/07
だろん
13
イスラム「国」と連呼、シャルリーエブドの襲撃テロでは「目には刃を…」、平和安全法制では「平和主義守って平和守らず」…あまりにも安倍憎しで、何を口走っているのか分からなくなってるマスゴミ、主にNHK・テレビ朝日(朝日新聞)・TBS(毎日新聞)と番組ゲストに識者らの偏向報道やアジテートについて、そして抗う与党の不甲斐なさを元航空自衛官が解説。平和安全法制や集団的自衛権の解説書が数々出版されてても、護憲学者や野党、マスゴミらにかきまわしてごっちゃごちゃ…法案成立の事前事後のまとめとしてどうぞ。2015/12/03
ネコ虎
12
潮匡人の論に概ね賛成だが、説明が雑で省略が多い。素人向けの新書なんだからこんなこと当然のことだろうと言わんばかりの書き方はよくない。また護憲派メディアの批判の仕方が皮相で、素人ブログを読んでいるようなところもあった。というのは、「なぜ」という問いかけに答えようとしないこと。「護憲派メディア」はなぜそのような報道しかしないのかについて、深く抉らなければ読者に訴えてこない。護憲派メディアの誤りを正すことは有益だが、それだけではだめだ。ダメ出しばかりなら誰でもできる。もっと労を惜しまず、書き込んで欲しかった。2016/04/29