監察の神(じん)

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監察の神(じん)

  • 著者名:弐藤水流
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 光文社(2015/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334910594

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内容説明

意に沿わぬ異動で公安から警務部人事第一課監察係に配属された西岡京子。彼女のパートナー兼指導係に神(じん)というベテラン監察係員があてがわれた。冴えない風貌、意味不明な言動を連発する神に失望する西岡だが、いざ仕事となると、神は奇妙な行動力と突拍子もない推理で、署内発砲、定年直前の無銭飲食など、一生を棒に振る行為に走った警官たちの「真実」を暴いていく。謎解き有り、感涙有りの傑作警察小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんぶん

19
【図書館】初めての作家さん、監察官=警察官を捜査する警察官という設定が面白そうで借りて来た。 犯罪は判っているので、どう暴いていくのかに主流を持っていく手法。 ちょっと無理がある操作方法に問題がある感じ。 盛り上げる為そこまでやらない、ギャグになるのはどうかなあと思う。 調べを進める方法が読者を欺くやり方は如何なものかと思います。 でも、組み立て方というか手法の根本は面白いと思います。 続編が有りそうなので、読んでみようかなと思います。2024/04/23

マサキ@灯れ松明の火

12
惚けているようで切れ者の監察係員・神(ジン)と生真面目過ぎる新人監察係員・西岡京子のコンビが、警察官の警察としての活躍を見せる短編集です。それにしても…簡単な監察案件と思いきや、なぜに凶悪事件が隠されているのか!?4話中…3話が、隠すための監察案件………恐るべし、女性警察官…………特に「あるパワーハラスメント」、最悪です!2018/05/08

mokona

12
すっとぼけたベテラン監察係員「神」と若手女性監察係員「京子」が、警官の不祥事を調査・聴取していく話。4つの物語で構成されている。調査対象の警察官は4編とも女性警察官だ。警察官だけあって、各々事件の隠ぺいには抜かりない。とくに鑑識が相手だと尚のことだ。その僅かな綻びを手繰り寄せて解決していく様は、派手さはないが引き込まれた。警察官が取り調べられる立場というのが新鮮だったのかもしれない。最終話から察するに、続きは無いのかな?シリーズ化されるようなら読みたいと思う。2017/10/24

あここ

5
図書館でたまたま出会う。面白かった。飄々としてる神さんがいい味。結構声も渋くてええ男っぽい描写ねんけど私の中では冴えへんおやじ風の印象なんよなぁ(笑)そこが好きやけど。監察さんが嫌われる理由が全く分からん。調査してるだけやのに。違反とゆうか罪犯す方が悪いんちゃうの。逆恨みもええとこやわ。若い相棒が神さんのこと見下してるんも気にいらん。窓際って勝手に決め付けてプリプリ怒って変なの。聞き取りだけじゃなくガッツリ捜査・推理してて面白かった。にしても犯罪者多すぎ。警察官だけよね?殺人絡み多すぎ。続編あればいいな。2017/10/18

緑香

2
たぶん、初読み作家さん。監察なんて、やっぱり嫌われるよね。だけど、ただ嫌われてるだけじゃない。深いふかーい、その人への気持ちがある。なかなか、面白かったよ。2017/01/30

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