集英社新書<br> 奇食珍食 糞便録

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集英社新書
奇食珍食 糞便録

  • 著者名:椎名誠【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 集英社(2015/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087207989

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内容説明

世界には「トイレがない」環境で生きる人々が26億人以上存在すると言われている。タクラマカン砂漠、チベット、パプアニューギニア、シベリア、フォークランド、モルジブなど、世界の辺境を長年めぐってきた著者ならではの視点で、「人間が何を食べ、どう排泄してきたか」をテーマに余すところなく、赤裸々にルポルタージュする。カバー写真はモルジブ、マレの伝統漁法。横木に釣り師が座って魚を狙う。人間の糞が魚のエサに、魚は人間の飯に。これぞ見事な食物連鎖だ。【目次】第一章 世界糞便録/第二章 奇食珍食/最悪なるもの(あとがきにかえて)

目次

第一章 世界糞便録
第二章 奇食珍食
最悪なるもの(あとがきにかえて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

58
タイトルで顔をしかめる人も多いはずだ。下品だ、汚い、気持ち悪いetc しかし排泄という行為は生きていくうえで大事な行為でもある。本書には世界のトイレ事情が紹介されている。特に日本はきれいなトイレが多いようだ。ただ日本も国鉄(現在のJR)時代、駅のトイレにも想像を絶するのも多かったし、公園のトイレも同様だった。今は車で走っていても、コンビニ、ホームセンター、ドラッグストアなど安心して用を足せる。ありがたいことだ。以前コンビニのトイレから出たらすごい形相の男性が入っていった・・・・・2015/10/22

GAKU

44
大好きな椎名さんのエッセイ!しかもこのタイトルですから、もう私にはドツボのお話が満載。下手なグロのホラー小説なんか足許にも及びません。なんたって椎名さんが全て体験した実話なのですから。第一章世界糞便録ではなんといっても、中国駅員用のトイレの話。多分女性は卒倒するのでは?その他も、勝るとも劣らない糞便、排便にまつわる話がウン(便だけに)と出てきます。第二章奇食珍食もまた、また、エグイ料理が盛り沢山。私的には「ツバメ納豆」が最高でした。これらを食した椎名さんはエライ!こんな面白いエッセイ久し振りでした。2015/10/31

つちのこ

33
過去に読んだことがあるエピソードが多くあったが、こうして一冊にまとまると、改めてシーナワールド全開の勢いを感じた。世界のトイレ事情のなかでも、とりわけ天安門事件以前の、1980年代初めの中国のオールオープントイレの話はそのまま臭ってきそうでぶっ飛ぶが、まさしく同じ頃に、中国で同じ体験をした私としても、著者に対して“腐れ縁”ならぬ“臭い縁”を見出して、妙な親近感が湧いた。後半のゲテモノ食いの話もおぞましい。これも中国で、美味い、美味いと言いながらお代わりまでして知らずに食べた蛇のスープが懐かしい。2023/07/05

ようはん

21
昭和後期ぐらいの頃の時点での日本のトイレでも世界的にはかなりレベル高い方なんだな…と感じた。東南アジアやアフリカの原住民が使用しているトイレはまだ現地のスタイルに合って理解は出来るが、一昔前のソ連や中国におけるトイレは…2020/03/31

みんち

18
Twitter上で見つけ興味に駆られた本を一冊。椎名誠氏の「奇食珍食糞便録」を読了。椎名誠氏と言えば「あやしい探検隊」シリーズなどの珍紀行文や独特の世界観を醸しだす小説などを多数手掛けている他、映画監督やテレビ出演など幅広く活動されている事で有名。が、恥ずかしながら氏の著作を読むのはこれが初めてだったりして。よりによってこの本を、という気がしなくも無いが、とても面白かったので個人的には満足(笑) タイトル通りの内容で、椎名氏が世界中を旅して回った先で体験した日本では想像もつかない食材や調理法などの食文化と2016/12/24

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