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内容説明
坐禅を組むだけが瞑想じゃない! 好きな絵を見る、卓球のラリーをする、空を見上げるなど、気持ちを鎮めて意識を整える、簡単で実践的、一日数回のスキマ時間でできちゃう57の方法。
目次
第1章 いつでもどこでも瞑想スイッチ(1分間で心の垢をとる もともと日本人は瞑想が得意だった 「心の質」を維持するということ ほか)
第2章 自分の「瞑想スイッチ」を探せ(好きな絵を見る レモンの重さを感じる 卓球のラリーをする ほか)
第3章 大きな力には瞑想で抵抗を(バッハの音楽を聴く ミケランジェリを聴く リピートで聴く ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
77
瞑想とは、自分の身体感覚を通して、日常のざわざわした意識から自分を切り離して、別世界意に行くこと。わずか1分の瞑想で心の垢が取れる。筆者の考案した57の瞑想スイッチが紹介されている。風呂場でハミングする。空を見上げる。風に身を任せる。キャンドルの火を見つめる。老樹に触る。鐘の音を聞く。すり足をする。揺れの中で重心を感じる・・・著者の飼い犬が散歩を切り上げようとすると重心を落として抵抗し、抱き上げようとすると体を液状化させてズルズル落ちて行く。この重心移動の巧みさを武道に取り入れたというのが面白かった。2016/05/09
大門寺豪徳
21
瞑想と言うと何だか怪しい感じもするが、気分転換、ちょっとした非日常的な事と考えれば踏み込みやすいと思う。本書に書かれている瞑想へのスイッチはどれも手軽で入りやすいと思う。座って手を組んでという如何にも的な事だけが瞑想ではない。瞑想は行為というよりは「質」だ。最近料理をするようになったのだが、たまらなく心地よい。自分にとっては非日常的な事だからだと思う。今日は天気が良かったので庭で椅子に座り、ひたすら山の緑を見ていたら木々が風に吹かれて笑っているように見えた。瞑想のスイッチが入ったのか、頭がおかしいのか・2016/04/23
くらげ@
12
(☆☆)瞑想とはなにかをまずきちんと勉強してから読むべきでした。この本では、瞑想に入る、切り替えるためのスイッチになりうるもののリストが書かれているのですが、瞑想自体をうまくつかむことができませんでした。そのため瞑想と気分転換の境目がうまくイメージできず…。2016/05/27
こたつ
4
色んな瞑想スイッチの提案でした。自分なりのスイッチをいくつか見つけておけば、手軽にリフレッシュが出来そうです。2017/06/15
えり
4
なるほどーと思った。座って坐禅を組んで行うばかりが瞑想ではなく、身近な行為で瞑想スイッチを入れることができる、と齋藤先生は言う。例えば、好きな絵を見る、空を見上げる、古いものに囲まれる、バッハを聴く、誌を読む、好きな漢字をじっと見つめる…等々。瞑想は行為ではなく質。身近にあるもの・ことでも瞑想はできる。瞑想は心を洗うことができる、と書かれている。確かに絵や音楽に触れていてすーっと意識がなくなる瞬間があるなぁ。この本を参考に、もっと自分の瞑想スイッチを探してみたいな。2015/08/03