内容説明
幸福寺の小さな本屋さん「アロワナ書店」。三代目のハッコウは店長とは名ばかりで店内をぶらぶらするばかり、ともに育ったいとこの昼田はIT企業に勤めていた。しかし正月早々大事件が起き、書店は存続の危機に。昼田とハッコウは、二人でゆっくり立ち上がる。自分と世界のつながりを考える、著者渾身の長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はっせー
157
再読した!感情移入しやすく読みやすい本であった!舞台は幸福寺にあるアロワナ書店。主人公はアロワナ書店の跡継ぎハッコウといとこの昼田。この2人を中心に話は展開する。普段の何気ない会話や出来事を切り取っていく。その出来事を通して昼田やハッコウがどんな人物か。またどのように成長したかがわかる。この話をとても面白いポイントはハッコウである。ハッコウは自分に才能がなく、昼田を過大評価している節がある。でもたまにポロッと言うセリフ1つが確信をついていたり昼田を客観的に表した言葉になっている。早く下巻も読みたい!2020/10/08
橘
27
面白かったです。連休だから上下巻を読もう、と積読本の中から選びました。登場人物それぞれ、生き方を悩みながら暮らしているのがリアルでした。働くことって何だろう、とぐるぐる考えました。アルバイトもパートも、仕事は仕事です。ハッとする言葉もありました。彼らがどう生きていくのか、下巻も楽しみです。アロワナ書店の栞がかわいい。2016/03/20
coco夏ko10角
25
通常の講談社文庫のでなくてアロワナ書店しおりなのがこってて可愛い。感想は下巻で2016/07/15
らす
22
町の小さな本屋さん、アロワナ書店。3代目のハッコウと兄弟として育った昼田。サクサク進んでいくけど、不思議と情景がしっかりと浮かんで来る。下巻へ。2016/11/19
Junichi Yamaguchi
21
『他人のためにドアを開けられる人』… 人生や仕事、当たり前と呼ばれるものに疑問をもつ人… 幸せは人それぞれだろうから難しいが、「他人のため」と本気で思える人は僕を含めてあまり会ったことがないかもしれない… 朗らかな家族の会話の中でいろいろと考えさせられている途中です2015/10/20
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