集英社文庫<br> 石の裏にも三年 キミコのダンゴ虫的日常

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集英社文庫
石の裏にも三年 キミコのダンゴ虫的日常

  • 著者名:北大路公子【著】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 集英社(2015/10発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087453331

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内容説明

長らく独り身。趣味は昼酒。飲むためなら吹雪もおそれず出かけるけれど、普段は家でぐうたら三昧。冬の間は雪に埋もれてしまうので、泣く泣く毎日雪かき……でも本当は、朝寝して昼寝して二度寝して、だらだら過ごしていたいのです。(体脂肪率40%超えちゃってるよ!)ビールも凍る北海道での、雪と酒と妄想まみれの日々をつづった爆笑&脱力日記。北海道在住作家たちとのご当地座談会も収録。

目次

まえがき
1 コットンキャンディに埋もれて
2 スーパー成分に願いを
3 はるかなるお伽の国
4 揺れる乙女心
5 焦らされて春
6 ヘリと新緑と本当の私
7 北国の夏、羆の夏
8 終わらない夏を夢見て
9 振り返れば冬がいる
10 貯まれ、親孝行スタンプ
11 とまらない非行化
12 風邪と共に去りぬ
13 打ちひしがれて年の瀬
14 心の友よツラランよ
15 なんでまだ冬なの五月号
16 カネとカゼの日々
17 母よ
18 すべて当社比です
19 河童、ネズミ、時々仕事
20 夏のぱふんぱふん
21 夏の恐怖体験 公子は見た!
22 冬の使者、夏の精
23 サバになれ!
24 あったまきちゃう!
25 札幌冬の陣
ご当地座談会「これがリアルな北海道だ!」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

188
ほぼ引きこもりの日常生活エッセイ。レギュラー人物も家族、出版関係、友人、コープの兄さんと少ない。自分にも他人にも同等にツッコミをいれているのだが、ただ面白おかしいだけではない。どんな毎日でも楽しく過ごしていける姿勢が垣間見えて、読後は爽やか。”怒り”や”憎しみ”の負の感情も出てこない。全て笑いに変換されているのだ。話上手な友人と何時間も大笑いしながら過ごしたような気分。ささやかな毎日の差材のいじり方も大げさではなく、冷静、かつなんだか変である。やたら飲んだくれてばかりいるのも笑える。予想以上だった!2015/07/08

かなっぺ

145
私も北海道出身なので(中学までは積雪量が多かった)中二で道内で引越したら、雪が少なくてビックリしました。 雪かきの大変さは、普通の雪かきではなく、除雪車が大量に置いてった雪を片付ける事と、屋根から落ちた雪を片付けるほは、大変です。時折方言まじりのお話に同じ北海道出身としては楽しめました。(o^^o) ご当地座談会では、函館は方言がすごいと書いてありました。わかります。札幌と旭川は、ほとんど標準語ですもんね。 湯煎のビールは飲んだことないですね。クスクス笑えて、気分転換になりますね。 良かったです! 2017/07/06

修一朗

134
この4月から次男が晴れて札幌市民となった。早くも「函館は北海道とはいえないよなー」とか「北大の最寄駅が札幌駅って知ってた?」などと言い出し,染まり始めは順調だ。北大路センセの日記の通り,まずはベストシーズン6月を満喫してそれからセンセの日記につきものの雪掻きを存分に経験し,立派な札幌市民になっていくことだろう。湯煎でビールを飲むようになったらできあがり?なのだろうか。狭い生活圏で繰り広げる妄想で綴ったぐうたら感満載のキミコセンセの日記,同じ話が繰り返されるので飽きてきちゃうんだけど,でも面白かったです。2017/05/09

直人

126
公子さん,相変わらず。 ベースは日記なので,通勤電車で読むにはピッタリだと思うだろうが,そうは問屋が卸さない。 通勤電車で読もうものなら「あのオヤジは一体なにをニヤニヤしながら文庫を開いているんだろう?」な印象を与えまくってしまうこと間違いない! どれだけ北海道が雪に苦しめられていて,どれだけ公子さんが酒税という税金を納めて日本という国に貢献しているかがよく判る一冊。2018/10/04

nico🐬波待ち中

119
いつまでもそんなおバカな妄想してないでとっとと雪掻きしちゃいなさい!と激しいツッコミをしたくなる、お馴染みキミコ先生の徒然日記。今回も涙が出る位笑った笑った。先生曰く、役に立つこともほろりと泣ける話もどこにもなく、おもに雪の文句ばかり。けれどキミコ先生にとっての何気ない日常・妄想話は、我々読み手にとって日々たまって仕方のないストレス解消にもってこい。あらゆる身体の不具合を「飲み過ぎ」と「老化」で乗り切りよぼよぼと仕事に励む、と宣言するキミコ先生のエッセイ本を、これからも追いかけて行く所存であります!2018/09/19

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