小学館文庫<br> ビストロ青猫謎解きレシピ 京都怨霊編

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小学館文庫
ビストロ青猫謎解きレシピ 京都怨霊編

  • 著者名:大石直紀【著】
  • 価格 ¥627(本体¥570)
  • 小学館(2015/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094062137

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内容説明

三大怨霊殺人事件の真相を追うミステリ小説。

「髑髏本尊殺人事件」の解決から二年。辻村凪子は新聞記者の夫と京都で暮らしている。五年前から働きはじめた「ビストロ青猫」では、マスターの杉浦のもとで料理に腕をふるい、店のケータリングサービスも相変わらず評判だ。ときどき手伝いにやって来る大学生の準平は魔界オタクで、凪子もしばしば魔界巡りに付き合わされている。
 準平を金毘羅山の参道口まで送り届けた日曜日の午前、凪子はその足で杉浦といっしょに大原の白井家にケータリングに向かう。依頼主は常連客の白井友、創業百年を迎えた京菓子司「白井庵」の女性社長だった。一族が集まる屋敷で、料理の準備を進めていたところ、凪子の耳に突然短い悲鳴が――。内側から鍵がかけられた部屋で発見されたのは、白井友の死体だった。一方、崇徳院の遺品が眠る社を訪れていた準平は、そこで〈呪 白井友〉の血文字を目にする……。
 怨念が見え隠れする密室殺人事件は、崇徳院・平将門・菅原道真の日本三大怨霊を背景に発生する連続事件のほんの序章にすぎなかった! 呪った相手を確実に地獄に突き落とす――その絶大な呪力の真相とは? 三大怨霊殺人事件の謎を人妻コックが追う、書き下ろしスピリチュアル・ミステリ小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀧ながれ

20
シリーズ第2巻。途中から、既刊ありきの展開になって、雰囲気がおどろおどろしく変わったけど、そういえばそういうネタのお話なのでした。これであの厄介な集団との決着がついたのかな、だったらいいな。郵便を利用した受け渡しからのトリックが記憶に残りました。準備をもう少し手際よく済ませていたら、あの不自然な間がなかったんじゃないかしら、とか思ったり。2018/04/01

りさ

15
正直、あんまり表紙が好きでないので図書館で一作目とセットで置かれていなかったら読んでなかったかも。京都を舞台にした怪しげな宗教団体と主人公ひいては警察の戦い物語、少し料理で味付け、の続編。まだ続きそうな余韻を持たせて終わってます。辰夫さんも見つかってないしね。あんな行動をとるほど強い気持ちがあった香澄さんについて、もう少し掘り下げた描写が欲しかったな、何となく不完全燃焼。2016/09/19

那由多

10
『魔界編』が1巻と知らず、2巻の『京都怨霊編』を購入。その為1巻のネタバレをくらい、登場人物や組織の関係が分からないという痛恨のミス。それでも差し障りがない程度だったが、できれば1巻も読んでみたい。ビストロのお料理が少ししか出なかったけど、美味しそうなのでピーマン入りのポテトサラダを真似してみたくなった。ところでこれは3巻に続くのだろうか?2018/07/19

てくてく

7
続編のこちらから読み始めたので、多少理解しづらい箇所があったが、京都という場所、多くの人に接する可能性がある料理店といった場所や道具をうまく使ったミステリだと思った。二時間ドラマ化向きではなかろうか。2018/01/12

六花

6
シリーズ2作目。前作よりはさらりと読めた。京都って、曰くある場所が多そうだな。2016/08/21

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