実業之日本社文庫<br> エール!(1)

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紙書籍版価格 ¥660
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実業之日本社文庫
エール!(1)

  • ISBN:9784408550985

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内容説明

笑って泣いて元気になれる、お仕事小説アンソロジー第1弾!! 漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツ・ライター、ツアー・コンダクター。6人の「働く」女性たちが、ときに悩み、へこみながらも、自分らしい生き方を見つけていく姿をいきいきと描く。漫画家の収入の仕組みや、ディスプレイデザイナーの働く時間、ツアー・コンダクターのスケジュールなども盛り込み、気になる職業の豆知識や裏側も楽しめる。仕事帰りの電車の中で、一日の終わりのベッドの中で、お疲れのアナタを癒やす全6話を収録。人気作家が競作!! 責任編集/書評家・大矢博子。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

197
お仕事小説と言われると難しい内容なのではないかと思ってしまうのですが、これは読みやすかったですね。自分とは、まったく違うお仕事でも興味をもって読むことができるのです。しかも、書かれている作家さんが全員初読み作家さんだったというのも好奇心をくすぐりましたね。6つのお仕事と、6人の主人公たち。みんなどちらかというと、順風満帆ではなく、挫折したり、難題にぶち当たっていたり、格闘していたりと、さまざまな問題を抱えた人たちがでてきます。エリートではない、普通の人たちが主人公だから、共感することができるのでしょうね。2013/07/09

ハイク

178
働く独身女性への6つの短編応援歌である。仕事に一生懸命に取り組む主人公の姿勢に、男の私でさえ共感する。特に印象に残ったのは碧野さんのスポーツライターの話で、自分の仕事に取組む姿勢とそれと反する依頼との狭間で悩む。そして近藤さんのツアーコンダクターの話で、旅行のお客はいろいろな人がいるし、喜ばれて当たり前の世界で奮闘する。この本にはさまざまな仕事を知ることが出来、それに応じて女性悩みを浮き彫りにし、どのように対応するかを描く。読み終わると「私も頑張ろう」と読者を鼓舞する本でもあり、働く女性のお薦め本である。2015/02/10

シナモン

130
お仕事小説アンソロジー。漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクター〜いろんな職業の裏側を知ることができて興味深かったです。近藤史恵さんのは「たまごの旅人」を思い出しました。どのお話も自分の気持ちに正直に頑張る姿が印象的。その姿勢にこちらも励まされ、明日もがんばろうって思えるような一冊でした。2022/05/04

財布にジャック

127
短編集だし、暇つぶしにと軽い気持ちで読んだのですが、どの物語も胸に響いてくるものがありました。働く女性が主人公で、仕事に悩みを抱える女性ばかりでした。特に平山さんは初読みでしたが「六畳ひと間のLA」では、もう少しで泣きそうになりました。どのお話も長編にして貰いたい程良かったです。仕事に行き詰った時に、このアンソロジーはお勧めです。2013/03/07

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

111
6人の人気作家が描く、働く女性を主人公にしたお仕事小説アンソロジー。出版業界を描いた大崎、碧野の両作品が個人的にはツボだったが、どの作品も、その職業ならではの問題にぶつかり、置かれた現状に心が折れそうになりながらも、自分らしく精いっぱい生きていこうと悩む女性たちの姿がじんわりと響いてくる良作ばかり。そんな彼女たちを応援しながら読んでいるうちに、いい年した自分の心も洗われ、明日への活力がほんのりとわいてくるのだから、まさにタイトル通りに「エール」を与えてくれる一冊。シリーズ化しているようなので続巻が楽しみ。2013/05/30

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