内容説明
十六歳の恋心を冷たく拒絶した人。その彼がビジネス・パートナーに？■二十八歳の身ながら、ロビンは小さな広告会社を切り盛りしている。がむしゃらに働いているものの、資金調達は悩みの種だ。そんな彼女に姉のキャシーが、支援候補者として、夫の友人で実業家のクレイ・リンカーンの名前を出した。絶対にいや！ ロビンは即座に断った。クレイはロビンが十六歳のとき、捨て身で思いを打ち明けた相手だ。姉の結婚披露宴の夜、湖のほとりで激しく抱きあったのに、われに返ったクレイから、きみはまだ子供だと拒絶された。あの屈辱と落胆は今も忘れることができない。その直後彼は結婚し、妻と死別後はプレイボーイぶりを発揮している。クレイとかかわりを持つより、破産したほうがましというものだ。ところが策略家のキャシーは、そのまま引っこんではいなかった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
1
年の離れた兄の親友に憧れ続け、１６歳で迫ってみたが、一線を越える直前で拒否され、１２年もヒーローを避け続けるって、逆ストーカー???結局は両思いで、時間を無駄にした感が強かった。ヒロインも固くなすぎて、最後に寝ていると思ったヒーローに告白するんだけど、その素直さをもう少し表現できたら良かったのに…ヒーローが母親の愛情を受けられなかったのに、何故、母親が進める相手と婚約したのかも理解不能で、しっくりこない部分も多かった。ヒーローがもっと積極的だと引き込まれたかもしれないけど、フワッとしてて頼りない感じでした2017/07/18
romaco
1
★★★ 16歳の時にヒーローに拒絶されたヒロインとその後別の女性と結婚したヒーロー 幼少時から色々と複雑な事情を抱えてるヒーローだけど、それにしても12年は長いんじゃ・・・ ヒロインも言ってたけど、酷い奴らに天罰が下った時点でヒロインに会いに行けばよかったのに2012/04/11
こえん
0
ラスト近く眠ってる（とヒロインが思ってた）ヒーローに語りかけるシーンが好き。そこまでの、やりとりも好み。2009/07/12
