水上のパッサカリア

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水上のパッサカリア

  • 著者名:海野碧
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 光文社(2015/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334746308

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内容説明

都会を遠く離れた高原の湖畔で、自動車整備士の大道寺勉(だいどうじつとむ)は、ひと回り近く年下の女・菜津(なつ)と飼い犬のケイトと、世間から身を隠すように暮らしていた。だが、菜津が不慮の事故死を遂げてから、勉の静かな生活が一変する。かつて勉が関わっていた“グループ”の仲間が現れ、菜津は謀殺されたという……。男女の愛を細やかに綴った、切なく美しい傑作ハードボイルド!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

toshi

68
2007年の日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。ある男性が、不慮の事故で最愛の恋人を喪います。前半はその女性への回顧録といった感じで、恋愛ものが苦手な私にとっては少し退屈な内容でした。しかし中盤からは作風ががらりと変わり、サスペンスフルなストーリーが展開されます。少々文章が冗長的なのが気になりましたが、ディテールまで描いている点は評価できると思いました。続編も出ているようです。2025/06/05

ちょこまーぶる

19
ハードボイルド小説ではあるが、勉と菜津の何気ない出会いから、勉が菜津に対する感情が少しずつ変化していく様子がとても良かった。そして、事故になって余命の無い彼女に懇願されて殺める勉の気持が強い愛の表現のようで許される事では無いが肯定してしまう感があった。また、捨て犬ケイトとの切ない出会いと菜津のケイトに対する愛情表現も純粋で愛おしく思える。改めて人は出逢いによって人生が変わっていくものだと言う事を実感できる内容であった。ハードボイルド小説と恋愛小説の二冊を読んだ思いで、恋愛小説が勝っていたという事である。2014/04/04

イタリアンでこちん

7
恋がしたいフェス『切ない恋』編28:『一粒で三度おいしい』奈津の切ない恋愛とミステリーとハードボイルド。がバランス良く楽しめますよ。なんていじらしさ、なんてけなげさ、途中でホロッときましたよ奈津さん。後半部はハードボイルドなんですが、絶妙なソフトタッチなんですよ。えーと、堅ゆでじゃなく半熟って感じのハードポイルドですね。海野碧さん、ぐぐったら59歳の妙齢の女性で驚いた。57歳デビューの日本ミステリー文学大賞新人賞受賞。へぇーx3 読後は穏やでほのぼの 続2009/10/28

いっちょめ

5
冒頭は恋愛小説か〜って始まりで、ボヤっとした女の子と武骨な男性の話かなって思ったら、話が一変。こんな男はいいですね、駄犬ケイトの最後の負傷活躍?もよかった。2016/03/13

タカシ

5
高原の湖畔で暮らす勉と菜津。菜津が事故で亡くなると勉の昔の裏家業の仲間が現れ、昔の敵に皆が狙われていて菜津も殺されたという。そして、勉は敵と対峙する。描写や背景が細かく描かれてるので長く感じて、ちょっと疲れたかな。敵との対決があまりにもあっさり片付いたかな。菜津と勉の恋愛小説の方がしっくりくるかも。2014/03/21

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