内容説明
花梨は麗鋒国の第一公主だ。母親の影響で、想像力が豊かで、煌恋小説が大好きで(最近は煌恋漫画にハマっている)、ほかにも大事な趣味がたくさんある。でもいつか、自分は政略結婚をしなくてはいけないこともわかっている。町娘だった母ほどには、自分は贅沢な身の上ではないのだ――。でも、また勝手に縁談が進んでいることを知った花梨は後宮から家出する。その先で、出逢ったのは……!? 大ヒットシリーズ「贅沢な身の上」次世代編スタート!!
目次
一、後宮を出るには理由がある
二、昼の佳人と夜の公子
三、風流公子にも事情がある
四、ときめきの背景を描いて!
五、祥玉公主を狙え!
六、罠があったら嵌まるもの
七、三つあったら邪魔なもの
八、それが公主様のお約束?
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サラ
13
贅沢な身の上の子世代編。前作を読んでいる人ほど面白く感じるであろう作品。花蓮と天綸が思いの外出張っていて、特典ペーパーもこの二人だった。主人公花梨は母親そっくりの妄想好きマイペース娘で、妄想推理が的中して真相が明らかになる話の大筋も同じ。しかし『贅沢な身の上』である母に対する嫉妬も持ち合わせており、ただの二番煎じキャラではない。シスコン弟天遊のキャラ付けも良かった。ただし恋のお相手の楽耀が半神・昼間は女体という設定など、前作以上にファンタジー要素が強くカタカナも乱舞しているため好き嫌いが分かれそう。2015/07/01
六花
10
1巻目。贅沢な身の上シリーズの続編。前回の主人公花蓮の娘、花梨。母と同じくトキメキ小説にハマっている花梨。母譲りの引きの強さで、昼は女性になってしまう術をかけられた楽燿と出会う。楽燿のチャラさがどうも合わないな…。花蓮にコンプレックを抱いている花梨には好感が持てた。2018/12/08
bulbul
10
面白い次世代編でした。姉弟が「贅沢な」両親に内心コンプレックスを持ちながらも自身の物語を歩き始める…ときめき万歳ですね。お相手の風流公子がまだ余裕ぶっこいてるのも先々のお楽しみ♪2015/07/03
葉月たまの
9
贅沢な身の上の作者さんの続編♪。最近、この作者さんの作品はチョコレート・ダンディを読んで、贅沢な身の上の続きも出てるんだー、と気づいて、買って読んでみた♪。面白かったー♪。花梨ちゃんと楽耀さん、お似合いのカップルだった♪。2巻も楽しみ♪。2016/10/15
四月朔日雪華
7
贅沢な~の次世代編。もともと贅沢な身の上、どうなるかと思ったら、こうなりました~というカンジ。確かに母譲りの公主サマを主人公にした方がおもしろいんだけど、皇太子も大概おもしろいよなぁ。理央の息子、ちらっとしか出てこなかったけど、父がトカゲなら息子は亀か。突っ込みどころ満載なので、もっと出てきてほしい。母鳴鳴も出てきてほしいなぁ。次は人間界に落とされた天帝の孫も出てくるのかなぁ。いろいろ伏線をまいていってくれたので、楽しみにしています。2015/07/18




