目次
刑法における規範と予防―刑法規範の意義と機能に関する一考察(井田良)
可能世界と犯罪論(和田俊憲)
山口刑法学における不法と責任の区別について(小林憲太郎)
不法構成要件の構造と因果関係における介在事情(松原芳博)
事実的因果関係論の意義と展望(齋野彦弥)
正当業務行為の意義(遠藤聡太)
最高裁判例と裁判員裁判―正当防衛をめぐって(朝山芳史)
未成年者の同意能力について(深町晋也)
殺意の解釈の「近似値」についての一考察(江口和伸)
殺意の認定について(田野尻猛)
殺意について―裁判員と裁判官との実質的協働の実現を目指して(向井香津子)
過失犯の実体・訴因・認定(古川伸彦)
特殊過失犯についての覚書―捜査における注意義務特定のプロセスを中心として(石井隆)
実行の着手と不能犯の関係について(塩見淳)
故意既遂罪における帰責判断の枠組みと「実行の着手」―最高裁平成16年3月22日決定の検討を手がかりにして(鈴木左斗志)
特殊詐欺と実行の着手(上嶌一高)
すり替え窃盗における実行の着手―最高裁令和4年2月14日決定を素材として(安田拓人)
すり替え型キャッシュカード窃盗事案における実行の着手―最高裁令和4年2月14日決定を中心に(伊藤栄二)
共同実行の意思について(〓山佳奈子)
「二重評価」について(只木誠)〔ほか〕