内容説明
日本にとって本当に恐ろしい男だ!
「日本の外交をくじくために、対日経済貿易制裁を発動して、有形無形に圧力をかける」「軍艦を釣魚島(尖閣諸島の中国名)周辺に派遣する。もし、米国が曖昧な態度をとり続ければ、日本は孤立するであろう」――この勇ましい言葉は、中国の習近平・国家主席が作成した機密文書に記された「反日」作戦の一部です。
戦後70年目の今年、中国は「歴史認識」という“武器”を使って日本に揺さぶりをかけてきています(2015年7月発表作品)。この中国の対日政策を司る習近平は、幼少期より党幹部だった父・習仲勲からガチガチの「共産主義思想」と「反日思想」をたたき込まれ育ちました。
筆者・相馬勝は、その習近平に関する中国共産党の機密文書を数多く入手。この貴重な資料と中国共産党幹部への取材をもとに、知られざる習近平の素顔と、激しさを増す中国の「反日」戦略の内奥をレポートします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷれば
6
産経新聞記者・香港支局長、米国にて研究員を経てジャーナリスト。「はじめに」でも、中国の反日の根は深い、とし記憶に新しい抗日戦勝記念式典をはじめ、反日激化の可能性も否定できないとある。習国家主席の半生、関わるキーパーソンとなる人物たち、鍵を握る『機密文書』などを駆使し、今後の大国の行方、日米などとの動きなどを読み解く。逼迫する世界情勢から目が離せない。2015/09/11
yyrn
1
ちょっと前の中国はシャドーバンキングとか理財商品問題が騒がれていた。その時点ではまだ投機熱に浮かれた地方の問題だったのが、今年は激しく落ち込んだ景気を持ちこたえさせるために露骨な株価操作や元切り下げなど、国家がなりふり構わずに介入する問題にまで発展してしまった。本当にお騒がせな経済大国だ。その舵を握るのがこの男、習近平だが、バリバリの反日家だという。その生い立ちや共産党内部の抗争、敵味方の人物紹介などが色々たくさん書いてあるが、そのヘンはあんまり関心を引かなかった。世界経済を混乱させないでほしい。2015/08/20
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