内容説明
ミステリ作家を目指す日比谷研介は神保町すずらん通りの「ベルサイユ書房」でアルバイトを始めた。そこは男装の麗人・剣崎瑠璃子店長、“カリスマポップ職人”の美月美玲など、濃いキャラの書店員ばかりが働いていた。しかも穏やかなバイト生活と思っていた研介の前で、次々と不可思議な事件が発生し……。気鋭のミステリ作家が贈る破天荒にして新たなる書店ミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
150
作家志望の主人公が神保町にある新刊書店でアルバイトをしながら、遭遇する日常の謎を解く短編集。連作短編の中で起こる日常からはみ出した大事件と、連作通じての謎も最後にまとめていて、好きなタイプの作品でした。どんでん返しに拘った作品だったのかな??短編一話の中にもどんでん返しを込めようという意図を感じました。その割には最後のネタはちょっと小粒かも。。以前に読んだ作品とテイストが違うのでなんとも言えませんが、作品ごとにテイストを変える新人賞候補に言わせたセリフは、、何パーセントか作者の本音が滲み出してる気も。2017/04/05
ダイ@2019.11.2~一時休止
113
ベルサイユ書房その1。書店もの。せっかく店長いいキャラしてて表紙では目立ってるのに活躍が少ないような・・・。続編もあるようなんで次に期待。2019/07/29
ううち
99
本屋さんの謎解きものですが、事件は結構本格的。テンポよくて読みやすかったです。今までPOPに注目したことなかったけど、意識して見てみようと思いました。日比谷くんはどんな小説書いているのかな?ミシシッピのネーミングに笑った。2016/02/12
aquamarine
87
作家を目指す研介が書店でアルバイトを始めて遭遇する事件の数々。分類はコージーミステリになるのでしょうが意外と重い事件も出てきます。オスカルのごとき店長も食えませんがカリスマポップ書店員等キャラが立っていてとても読みやすいです。店で起こる事件を追う裏で古書店に置かれる檸檬という謎もあり、複雑な絡みを解いたり繋いだりするように追いかけて楽しく読むことができました。ところで神保町という土地柄もあって主人公はよくカレーを食べに行くんです。途中で香りまで感じる気がしてきて本当に食べに行きたくなって困りました。2016/09/30
ちーたん
86
★★★★☆古書店と純喫茶とカレー激戦区である神保町。実際行ったことある『さぼうる』『ラドリオ』が一瞬出てきてテンションあがる!新刊書店を舞台に本屋で起こる日常の謎を扱った書店連作ミステリ!予定調和な展開ではあるけれど、入り口が毎回面白いので飽きずに読めちゃう!七尾先生らしい癖の強いキャラは勿論の事、コミカルもブラックもあって面白かった!本を扱うお話だけに作家さんなども登場するが『七尾良夫』なるイケメン作家がカメオ出演。デビュー作は『死亡フラグが立つ男』笑。なぜだ?タイトルまでカッコよく聞こえる笑2019/11/27
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