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内容説明
多くの病気が克服され、がんもいよいよ正体が暴かれ始めた。とはいえ、いまだ人類最後の敵として、がんは私たちの前に立ちはだかっている。一方、幹細胞研究は近年最も注目され、進歩著しく、iPS細胞はノーベル賞受賞した。今、両者が出会うことで、がん治療に革命が起きようとしている。その根幹をなしているのが、「がん幹細胞理論」と呼ばれる新しい考えだ。がん幹細胞とは何か。これからの医学にいったい何が起こるのか。その歴史から最新の研究成果まで、最先端の研究者がわかりやすく解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fseigojp
14
iPS・ESとがん幹細胞の意外な接点 これからの再生医療の主役かも2015/08/25
武夫原
7
ガンの研究しといったところでしょうか。幹細胞についてはあまり深くふれられていません。ハヤカワから出ているムカジー氏の本と比べると内容は難しくありません。異常な細胞分裂を起こす原因の遺伝子がガン遺伝子で、細胞分裂を抑制する遺伝子がガン抑制遺伝子。抗ガン剤が細胞分裂の盛んなガン細胞を殺しても休眠しているガン幹細胞は殺せないので、抗ガン剤治療後、抵抗性のあるガン細胞が分裂し、再発する。実に恐ろしい!2016/09/12
ごんちゃん
6
IPS細胞、今更ながら、へ~って思った。この分野の研究の歴史がぎゅっと詰まった一冊。いずれ再生医療も本格化するんでしょうねぇ。医学の発達、凄すぎる。最近、ちょっとぐらいの病気じゃ、簡単に死なせてくれないのがよくわかります。2015/09/18
m-freak
2
がん幹細胞について詳しく知りたいと思って読むとイマイチかも知れない。これまでの癌研究や幹細胞研究の歴史や変遷を知る入門書としては最適。個人的にはもう少しがん幹細胞について突っ込んで欲しかったし、筆者の具体的な研究内容についても知りたかった。2016/03/13
乱読家 護る会支持!
2
細胞を増殖させる幹細胞と、がん細胞の関係。iPS細胞ががん化するリスク。がんの研究の歴史。人工的にがんを発生させる。ウイルスとがん。幹細胞研究の歴史。がん遺伝子の発見。抗がん剤の発見。ES細胞。分子標的治療。。。。。だ、だめだあ、、、オ、オラァこんな難しい本は読めねえダァ〜〜なんで、新書にするんダァ〜〜囧rz2016/02/08
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