内容説明
おくにには将来を誓いあった慶太という男がいたが、役者の雪之丞に惚れてしまった。雪之丞を追いかけるため、父・茂七と慶太から金を奪って姿を消した。慶太は衝撃のあまり自殺をしてしまう。それから三年後、衰弱したおくにはひぐらし店に戻ってきた。しかも子供を孕んでいた。茂七は頑なにそんな自分の娘を許すことが出来ずにいた……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Totchang
7
「人情ひぐらし店」二作目。ひぐらし稲荷のお狐様、こんどは最後に出てきました。幇間の口調は相変わらずです。2017/08/03
たーくん
4
おくにには将来を誓いあった慶太という男がいたが、役者の雪之丞に惚れてしまった。雪之丞を追いかけるため、父・茂七と慶太から金を奪って姿を消した。慶太は衝撃のあまり自殺をしてしまう。それから三年後、衰弱したおくにはひぐらし店に戻ってきた。しかも子供を孕んでいた。茂七は頑なにそんな自分の娘を許すことが出来ずにいた…。2018/01/30
Suzu
1
ひぐらし店シリーズ第二弾。とにかく女は強いなと感じた。おくに、そしておくにを許してやる、ひぐらし店のおかみさんら。旦那を探していた沙影、そして悲しい結末。心の優しいおはる。そして粋な駒乃姐さん。何だか私もひぐらし店の住人になりたくなっちまうじゃねぇかと思ってしまう。ねっぱなしは噺家として、伸びていくのかな。おはるが戻ってきたら結婚しないのかな。色々かになるのに、このシリーズは終わりなのかな。2017/02/18
Masayoshi Arakawa
1
20160424200 読了。2016/04/24
Reiko 🍀
0
図書館本。恋しいが切なかった。2017/11/09