内容説明
人は、誰かのヒーローになれる。 『ブルー・オーシャンズ・ガーデン』の事件後、損傷を負った〈ブレイバー〉と大悟(だいご)は修復と再調整に入っていた。一方、連志郎(れんしろう)と〈ブリガンド〉も和晃(かずあき)を中心に『武器』の試作をするなど、対〈悪魔憑き(デモノマニア)〉の緊張感は高まっていた。 そんな中、〈悪魔憑き(デモノマニア)〉が同時多発的に五体現れる。一対一の戦闘しか経験のない〈ブリガンド〉に対する、亜麻音(あまね)たち〈フォスファー〉の次なる一手だった。 〈ブレイバー〉と〈ブリガンド〉は共に出動し制圧に向かうが、混乱の中で効率的な動きが取れない。そして苛立(いらだ)つ連志郎たちの目の前で、悲劇が起きる。局面打開のため再び共闘を呼びかける大悟に、連志郎は――。鋼鉄の巨人が導く、ダークヒーローアクション、第3幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナカショー
16
安定していて良かった。〈悪魔憑き〉が五体同時に現れ、〈ブレイバー〉と〈ブリガント〉は共闘なんとか退けたものの、少なからず出ていて……という話。この事件で生徒会役員の夏美ちゃんが亡くなってしまいましたね。まぁ、フラグバリバリに立ってたからしょうがないけど好きなキャラだった為に残念です。敵には〈ブレイバー〉と〈ブリガント〉の正体がばれてしまい、どのように決着をつけるのか楽しみです。2015/08/16
アウル
14
起承転結の転な巻。5体同時に悪魔憑きたちが出現したがブレイバーと協力し難なく撃退する事が出来たが払った犠牲があまりにもでかかった、なんかフラグ建ってるな~と思ってたらまさか退場するとは。これにより主人公の意志がまたグラつき無意識に行動が変化してきたな。敵側にブリガンド、ブレイバーの2人とも正体がバレてしまったが最終巻でどう締めるのか楽しみ。2015/08/02
まるぼろ
9
連志郎と大悟、10年前の事件によってまるで対照的にその後の人生を歩んだ2人の比較を描いた今巻。前巻のブルー・オーシャン・ガーデン以降、些細な事ながらも変化を見せ始めた連志郎だったが、そんな折フォスファーの同時多発的な襲撃があり…と言うお話。夏美が亡くなったのはただただ悲しいの一言で、草薙機関の上層部のや政府の不手際に憤りを禁じ得ませんが、それでも大悟や優羽の生い立ちに触れ、連志郎の中で何かが変わり始めているのはいい傾向なのかな、と思いました。が、予定調和の様ですが次巻早くも最終巻と言う事で…期待です。2015/08/16
晦夢
9
次巻が最終巻ということで起承転結の転のお話。悪魔憑きたちが危機感を強くし、状況が一気に動く。割りと容赦無いな、夏美ちゃん……。どうしても後手に回るブリガンド、ブレイバーは悪魔憑きに決定打を与えられないのに、相手には正体を特定される状況はキツイな。ヒーローの有無で分かれた連志郎と大悟の道、まあ被害が自分自身なのと妹を失ったのでは結構違うだろうが。紫織の健気な感じがたまらんよな。そんな紫織が連れ戻されるかもという中連志郎はどうするのかそして、亜麻音はどう動いてくるのか次巻も楽しみ。2015/08/02
真白優樹
8
同時に五体の敵が現れ制圧に向かう今巻。・・・人は誰しも誰かのヒーローになれる、うんいい言葉だな。復讐者だって誰かのヒーローになれるのである。・・・その連志郎、段々人間らしさが出てきた気がするな。やっぱり彼には復讐とか似合わないということなのだろうか。正義の味方ではなくても誰かの味方であるのなら彼にとっては相応しいのかもしれない。・・・何かパワーアップフラグが立ってた気もするし。ヒロインが隔離される可能性が発生し、こちらの事が敵にバレる。さあ、この先どうなってしまうのか。 最終巻も楽しみである。2015/07/24
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