内容説明
最強無敵の召喚師・城山恭介。 『神々のさらに奥に潜んでいた者』――最高峰の『未踏級』被召物(マテリアル)さえ自在に呼び出す、『不殺王(アリス<ウィズ>ラビット)』。 そんな彼の本業は、遅刻に脅える至って平凡な男子高校生だった。 常勝不敗の恭介にも、唯一の弱点はある。 「こんなの、もう見ていられない……。だから、たすけてよ……。いますぐ、たすけてよ!!」 「仰せの通りに」 それは、少女が放つ魂の慟哭。同じクラスの図書委員ちゃんからのその言葉(ねがい)を聞いたとき、彼は少女と依代として契約を結ぶ。 襲い来るもの……死んだ姉の幽霊『雨中の少女』から、彼女を守るために。 しかし事態はそれだけでは終わらなかった。二人が『雨中の少女』の秘密に気づいた時、三大勢力の一角『イリーガル』の殺し屋召喚師が姿を現す。戦いの舞台『人工霊場』を支配する難敵に対して、恭介がとった行動とは――! 『禁書目録』の流れを汲む正統派シリーズ第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
31
ちょっと世界観が理解できていないためまだ自分としては入り込めてないかもしれない。ただ、何だかんだ言いながら少女を助けてしまうところはすっきりした。2015/03/08
Yobata
29
「雨中の少女」という幽霊の噂に人一倍怯えるクラスメイトの図書委員ちゃんから「助けて」の言葉を聞き契約を結んだ城山恭介。実は「雨中の少女」は図書委員ちゃんの姉であり、そこに「イリーガル」の殺し屋まで現れて…。突如始まる学校生活及び生徒会長やクラスメイトの絡みにこんな穏やかな話だったっけ感が否めなかったけど、図書委員ちゃんの「助けて」からは調子出てきたねwまさかの会長さんとは…戦闘はわりかし派手ではなかったけど「死のない世界」って考え方は相変わらずぶっ飛んでるwしかもそれを影で糸引いてたのはやはり白き女王。→2015/01/10
ランタン
25
白き女王なんとゆうかすごいな。召喚の仕組みもなんとなくわかった。とりあえず3巻も読もうと思う。2016/09/11
アウル
22
『助けて』という言葉を聞いた主人公が全身全霊あらゆる手段を使って人助けをする第2巻。始めのバトルの解説やFactsのおかげで読みやすいかな。中盤までは良かったが、白き王女がやっぱりいろいろとイカれてるおかけで終盤の失速が個人的には勿体無く感じた。最後の白き女王との問答で激突する時が近いがどうなる事やら。2015/01/16
晦夢
21
不殺王恭介は学校で雨中の少女という怪談話を聞く。雨中の少女は姉だという図書委員ちゃんにたすけてと言われ恭介は動き出す。あっさり目の前の1人を助け、その結果変えてしまった事柄があればその責任はどんな手を使ってでも取ると言い切ってしまう恭介カッコいいな。今回は学園生活があったわけだが召喚師の忘れられるという性質の不便さがよく分かる。図書委員ちゃん可愛いな。白き女王はなんか憎めない感じなんだよな。バトルもシステムを面白く使っていて良かった。次巻も楽しみ。2015/02/13