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内容説明
「コーポレートガバナンスとは、トップを交代させること」。著者は、コーポレートガバナンスをこう定義します。コーポレートガバナンス改革元年ともいわれる2015年。スチュワードシップ・コードの制定に次ぎ、コーポレート・ガバナンスコードが制定され、社外取締役の実質的義務化も行われるなど、安倍政権の成長戦略の目玉のひとつとなっています。
しかし、コーポレートガバナンスは仕組みをつくるだけでは機能しません。実効性のある運用を行うためには、コーポレートガバナンスの本質の理解がとても重要になってきます。
本書では、コーポレートガバナンスにかかわる実務を担うビジネスパーソンの方々に、コーポレートガバナンスとはなにか、なぜ今、企業のガバナンスが重要とされているのかについて、わかりやすく解説します。
さらに、コーポレートガバナンスについての理解が必要になる背景には、海外も含めた子会社管理など、日本企業にグループ経営の視点を含めた、マネジメントの変革が求められていることがあります。グループ経営の現場で、担当者が抱えている悩みや課題は大きくなっています。本書は、こういった現場の悩みにもこたえる実践書になっています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miohaha
6
上司から借りたお仕事本。モヤモヤしていたことをスッキリ、ズバッと書いていて、読んでわかりやすく、実践につながる良著です。2017/12/23
Haruka Fukuhara
5
なかなか興味深い本でした。教科書と銘打ちつつ結構独自色もあったような。2017/07/12
yasu7777
5
★★★★☆ 今更聞けない内容が、わかりやすく解説されています。かといって易きには走っていません。読めば読むほど味が出てくる好著です。2016/07/20
ちくわ
4
しばらく前の本だと思うけど、コーポレートガバナンスを学ぶのであればこの本は非常にわかりやすい。コーポレートガバナンスコードが制定されて久しいけども、こういったコードの解説本から入るより、ファイナンスの基礎的なところをしっかりと説明した上でのガバナンス本を読んだ方が良いと思う。本書は著者の松田節のようなものが前面に出ており、その軽妙洒脱ともいうべき語り口は非常にわかりやすい。現在は制度として変わっているところもあるので、その点だけは注意。2024/06/23
hit
4
2回読んだ。よく出来ている。Amazonで☆一つの人がいたが、何か見損なっているのではないか?データや引用が少ないが、いろいろ読んでいる中でも秀逸だと感じた(易しく書いているが、結構深い)。たまに日経に投稿しているが、著者には続編を期待したい。2016/03/22