内容説明
幻夢境界での戦いを経て、妹のアリスを取り戻したハルキ。だが、日常はふたたび崩壊する。ハルキが幻夢境界で遭遇し、戦った敵――奇獣たちが、現実世界にも現れるようになっていたのだ。幻夢による現実への侵食。やがて訪れるであろう、神に等しき力を持つ個体――〈侵食体〉の襲来。そしてそれは、幻夢境界と現実世界、双方の崩壊をもたらすものだった。ハルキたちは〈七碩罪〉の協力のもとに、破滅に立ち向かうが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もみち
4
【図書館】冒頭の「我々の神を殺してほしい」が、理論的説明以外全くなしに「我々の神になってもらう」になっててひどかった。心理描写がほしい。妹ラブ要素もいまいちわからない。一番ひどいのは挿し絵だと思う。下着のシーン。アリスもマーチヘアも、可愛くもえろくもない。下着デザインが雑すぎる。三門鉄狼のせいじゃないけどさ。2016/10/15
真白優樹
3
戦った敵が現実世界に襲来する中、破滅へと立ち向かう今巻。今巻で完結なようで少し残念である。今回は世界の危機となっているがどうも危機感等が薄く、いつもの日常の方が空気が濃いものになっている気がする。まああの兄妹にかかってしまえばそうなるのだろうか。最後に勝負を決めたのも現実世界で戦えるようになったのも互いへの思いだし。ハルキとアリス、という二人の兄妹の物語としてみればいい感じなのではないかと思うが他の人も絡むとちょっと薄味な感じがする。・・・まあ武器はかっこよかったので良いが。 意外と楽しめた作品である。2015/08/01