内容説明
藍条ハルキは、ある日、新型ゲームのモニターに選ばれた。どうやらそのゲームは、彼の行方不明の妹・アリスに関係しているらしい。アリスの手がかりを求めて、〈ゴシックデバイス〉と呼ばれる指輪を手に、ヴァーチャルリアリティゲームの世界に飛び込んだハルキ。そこで彼が出会ったのは、同じ学校の少女・神楽坂綾袮だった! ハルキは彼女とともに、ゲーム内で冒険を繰り広げることになるが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もみち
5
【図書館】「妹は、量より質だぜ!」←名言。珍しく、暴力系ヒドインでも、高飛車なだけのお嬢様でもない、いい子なツンデレ・千依がいいキャラクターでした。世界観は、ありがち……(というか自作小説と完全にかぶっていて、所詮こんなもんか……と思ってしまった)。あと、黒幕の智佳のキャラクターもよかった。特に「あんたは私の本当の妹じゃないからね。――なんちゃって! あんたは今でも僕の可愛い妹だよ」。多分よくないのは、世界まるごとでバトったせい。封印解くところとか、全部で4人しかいないのかよ……って思ったし。2016/10/13
真白優樹
4
もう一つの東京へ、妹を救うために飛び込んだ主人公が冒険し戦いを繰り広げる物語。・・・物語がハルキとアリスと中心というかシスコンとブラコンの物語、なのかな。アリスが凄く目立ってる感じだし・・・世界観としては電脳世界に見せかけた精神世界を舞台にしており様々な黒幕や様々な思惑が入り乱れる中、ゲームを繰り広げる。・・・うーん・・・特色が薄いというか独自性が出せてない感じもするが気のせいか? が、全体的な世界観は好みだったので二巻以降にも期待したい。次巻も楽しみである。2014/12/29
海原
3
七碩罪とか五桁家とか大仰な二つ名ついててそれが世界を裏から支配してるんだーとかまくしたてられても「お、おう」ってなっちゃうんでキツイ。どうにも説明の仕方、情報の明かし方に難があると思っちゃいましたまる。2014/12/28
1_k
2
オーソドックスな仮想世界バトルゲーム系にみえて、何故か描写や説明が圧倒的に抜け落ちていて、説得力が足りない。必要なイベントを揃えていってプロットを立てたら、文庫本三冊分くらいになったので仕方なく展開は変えずに補完的なイベントだけ間引いて一巻分に整えたらこうなっちゃいました、という印象。本当に最低限必要な骨組みだけしか存在していない。ベテランの先生のはずが、どうしてこうなった?2015/01/17
deskyzer
2
展開の割には戦闘はあっけないしイマイチ盛り上がりきらない感じだった。長いプロローグだと思えば次巻への期待は高まる内容だけど、はたしてどうなるか…2015/01/08