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内容説明
多くの弟子を抱えることになったブッダの元には、自然と人々が集まりはじめた。しかし、彼はまだ数多くの人間に教えを説いて歩く必要があることに気がつき、竹林精舎を離れて元盗賊であるアナンダと一緒に人々を救う旅に出ることを決めた。その旅で、生まれ故郷のカピラバストウにたどり着いたブッダは、そこで変わり果てた姿の父・スッドーダナ王に対面をすることとなった……。ブッダの教えを手塚治虫の解釈で描いた第6巻! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT297~298『ブッダ』第11~12巻収録 <初出掲載>1972年9月号~1978年7月号 希望の友/1978年8月号~1979年12月号 少年ワールド/1980年7月号~1983年12月号 コミックトム連載
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
69
ブッダの生まれてから亡くなるまでのお話、その⑥マガダ王国のビンビサーラ王の庇護を受け千人を超える弟子と竹林精舎で暮らすブッダは批判や命の危険を経験した末にアナンダとともにもっとたくさんの人を救うための旅に出ることを決意。たどり着いたのは故郷カピラバストウ。ルリ王子やヴィサーカーなど久しぶりの登場人物が色々。ブッダがシャカ族の人々に何を語るのか気になる。ところで本人たちは知らないような、例えばアナンダとダイバダッタは兄弟だというようなことを神の視点でずーっと読んでるんだなあということに今更ながらハッとする。2016/04/13
yomineko@猫と共に生きる
55
ブッダは成長し、見た目もとても貫禄がついて本当の神様の様になる。ブッダの心はいつも優しく、どんな人にも恨みを持たないどころか、清い心に替わる様、努力を惜しまない。2021/12/30
ホームズ
7
ビンビサーラ王の元で信者たちの増えていき色んな人間が登場。アッサジの予言により苦悩するビンビサーラ王の姿や予言を否定したい息子アジャセの物語。サトリを開きながらも人を救うためにまだまだ苦悩するブッダ。新たな指導者を目指すダイバダッタなど物語が凄いですね(笑)本当に物語に引き込まれる(笑)2011/06/15
もくもく
5
ブッダを中心に、だんだんと教団(サンガ)が形作られていきます。シッダルタ一人が得た悟りが、多くの弟子たちによって宗教として形作られ、シッダルタその人は宗祖として祭り上げられていく様子が感じられるのです。本書で手塚がそう語っているわけではありませんが、「信仰」と「悟り」の関係を考えてしまいます。もともとシッダルタは、何かを信仰して悟りを得たわけじゃないからね…。(^o^)2019/07/08
呉藍
4
本当にときどき「そうか」と思わせられる部分がある。でも私はたいてい、手放したら楽だろうなぁと思う部分が愛しくてたまらないので、のめり込むほどにはなれない(半笑 ブッダにも老いと、死の影が。普通の肉体に詰まったその限りない思想が怖い。2012/06/11